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SDGs目標12対応ノベルティ選定ガイド【2026年版】

「ノベルティを配っても、すぐ捨てられてしまう」「SDGsに取り組みたいけど、何を選べばいいかわからない」——販促担当者なら一度は頭を抱えたことのある悩みでしょう。

近年、ノベルティ業界ではSDGsへの対応が急速に求められるようになっています。取引先や経営層からの視線は厳しくなり、「環境配慮が見えない企業」というイメージはブランドにとってリスクになりかねない時代です。

この記事では、SDGs目標12「つくる責任つかう責任」の視点から、ノベルティ選定・企画・発注を見直す具体的な方法をお伝えします。読み終えるころには、明日から使える判断基準が手に入ります。

この記事でわかること

  • SDGs目標12がノベルティに関係する理由
  • 廃棄されにくいノベルティの選び方
  • サプライチェーン全体での取り組みポイント
  • 通常品との比較で見えるコスト・効果の違い

目次

SDGs目標12とは?ノベルティ担当者が知っておきたい基礎

SDGs目標12は「持続可能な生産消費形態を確保する」ことを掲げたゴールです。2015年に国連が採択した17の目標のひとつで、2030年までの達成が求められています。

ターゲットは複数ありますが、ノベルティ担当者に特に関係するのは以下の4つです。

ターゲット 内容
12.4 廃棄物・化学物質の適正管理
12.5 廃棄物の発生を大幅に削減
12.6 企業のSDGs情報開示を促進
12.8 持続可能な開発への意識向上

「ノベルティはモノを作って配るだけ」と捉えていると、気づかないうちに目標12に反するプロセスを踏んでいる可能性があります。まずは現状を認識するところから始めましょう。

ノベルティが抱える「廃棄問題」の実態

少し不都合な話をします。

企業が配布するノベルティの多くは、受け取った直後から使われることなく処分されているのが現実です。コストをかけて企画・製造したものが即廃棄されていく状況は、目標12の観点からも見過ごせません。

廃棄につながる主な原因は3つあります。

  1. 実用性がない——飾り物や使いどころのないグッズ
  2. 品質が低い——すぐ壊れる、使い心地が悪い
  3. 量が多すぎる——もらいすぎて処分せざるを得ない

ESG投資やサステナビリティ評価が普及した現在、「環境を軽視している企業」という印象は取引先の評価にも影響します。コストの無駄遣いにとどまらず、ブランドリスクとして捉えることが重要です。

持続可能なノベルティを選ぶ5つの基準

何を選べばよいか——ここが本題です。

1. 素材の環境負荷を確認する

素材選びは最初のハードルになります。以下の観点でチェックしてみてください。

素材タイプ 環境負荷 特徴
通常プラスチック 高い 安価・加工しやすい
リサイクルプラスチック(rPET等) 中程度 コスト差が縮小傾向
オーガニックコットン 低い 農薬不使用・肌触りよい
竹・木材 低い 生分解性・温かみある質感
FSC認証紙 低い 認証取得で信頼性アップ

2024年時点で、rPET素材のコストは通常プラスチックの1.2〜1.5倍程度です。一方で、受け取る側の好感度は大幅に上がる傾向があります。

2. 実用性を最優先にする

使われないノベルティは、作った瞬間から廃棄への道を歩んでいます。ターゲットが「毎日使う」ものに絞ることが重要です。エコバッグ、ステンレスボトル、充電ケーブルなど、日常で繰り返し使えるアイテムは廃棄率が低くなる傾向があります。

3. 製造地・労働環境を確認する

SDGs目標12は「どこで、どのように作られたか」も問います。工場の労働環境、化学物質の使用状況、廃水処理の方法——これらをサプライヤーに確認することは、もはや当然のプロセスになっています。

4. 過剰包装を避ける

化粧箱や過剰なOPP袋は、それ自体がゴミになります。必要最小限の包装を選ぶか、梱包材を生分解性素材に切り替えることを検討してください。

5. 数量を適切に設定する

「余ったらどうする?」を事前に考えておくことが大切です。発注数が多すぎると、余剰在庫が丸ごと廃棄になるケースも珍しくありません。小ロット対応のサプライヤーを選ぶか、段階的な発注体制を整えることをおすすめします。

サプライチェーン全体で取り組む3つのポイント

素材を変えるだけでは、SDGs目標12への対応は半分です。ノベルティ単体にとどまらず、サプライチェーン全体を見渡す視点が求められます。

設計段階:長く使えるデザインを意識する

「5年後も使いたいデザイン」を基準にしてください。トレンドに左右されすぎたデザインは、配布後すぐに時代遅れになって捨てられます。ロゴの加工方法も重要で、彫刻やシルクスクリーンはシール印刷より長持ちします。

製造段階:認証取得サプライヤーを選ぶ

ISO 14001(環境マネジメント)やFSC認証を取得したサプライヤーを選ぶことで、製造プロセスの透明性が確保できます。OEM発注の際は、以下の点を確認しましょう。

  • 製造工場の環境認証の有無
  • 化学物質(REACH規制対応など)の管理状況
  • 廃棄物の処理方法
  • 労働環境・賃金水準

配布段階:「必要な人に届ける」設計をする

全員配布より、希望者のみに配布する仕組みを検討しましょう。イベント配布であれば「欲しい方はこちら」という動線設計にするだけで、不要な廃棄を30〜40%削減できるケースもあります。

通常ノベルティとSDGs対応品、何が違うのか

「SDGs対応は高い」——そう思っているとしたら、一度数字で比較してみてください。

項目 通常ノベルティ SDGs対応ノベルティ
素材コスト 低い 1.2〜1.8倍程度
廃棄率の目安 高い 低い傾向
受け取り満足度 普通 高い傾向
ブランドイメージへの影響 中立 ポジティブ
ESG評価への貢献 なし あり
長期的なROI 低い 中〜高い

素材コストは確かに上がります。ただ、廃棄率が下がれば実質的な費用対効果は改善し、取引先や社員からの評価が上がることでブランド価値としての恩恵も得られます。

まとめ

SDGs目標12「つくる責任つかう責任」の視点でノベルティを見直すと、やるべきことは明確です。

  • 環境負荷の低い素材(rPET・竹・オーガニックコットン等)を選ぶ
  • 実用性が高く、長く使えるアイテムに絞る
  • サプライヤーの環境認証・労働環境を確認する
  • 過剰包装・過剰数量を避ける
  • 「必要な人に届ける」配布設計をする

コストが多少上がっても、廃棄率の低下とブランドイメージ向上を考えれば、長期的には合理的な選択です。まずは素材の見直しと数量設定の最適化から着手してみてください。

ノベルティの窓口では、SDGs対応素材のOEM発注にも対応しています。まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問

Q1: SDGs目標12に対応したノベルティを作るにはどのくらいコストがかかりますか?

A1: 素材や数量によって異なりますが、通常品の1.2〜1.8倍が目安です。ただし廃棄率が下がれば実質的なコストパフォーマンスは改善するため、一概に「高い」とは言い切れません。

Q2: 小ロットでもSDGs対応素材のノベルティを発注できますか?

A2: 対応しているサプライヤーは年々増えています。100個程度からの小ロット対応も可能なケースが多く、まずは希望数量を相談してみることをおすすめします。

Q3: エコマークやFSC認証など、何か証明書を取得した方がよいですか?

A3: 取引先への説明やESG報告書に活用する場合、認証ロゴの掲載は有効です。ただし認証取得にはコストがかかるため、目的や取引規模に応じて判断しましょう。

Q4: サプライヤーにSDGsへの取り組みを確認する方法はありますか?

A4: ISO 14001などの認証書の提出を依頼するか、製造工場へのアンケートによる確認が一般的です。大手取引先との取引実績が多いサプライヤーほど、対応が進んでいる傾向があります。

Q5: 受け取った相手がSDGs対応品だと気づかない場合、効果はありますか?

A5: 配布時にカードやタグを添えて「このノベルティはリサイクル素材を使用しています」と伝えると効果的です。素材の背景を知ることで受け取り側の満足度が上がり、廃棄抑制にもつながります。

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