アニメ『KING OF PRISM』の10周年を記念し、アミューズメント施設ラウンドワンとの全国コラボ「KING OF PRISM × ROUND1 コラボキャンペーン」が2026年6月5日から9月6日まで開催されている。ボウリングのスコアモニターをコラボ映像に差し替える演出、コラボメニュー、そして前半・後半で内容を入れ替えるノベルティ配布を組み合わせた構成だ。施設型コラボにおける体験設計とノベルティの回し方を学べる事例として読み解く。
コラボの全体像と期間設計
キャンペーン期間は2026年6月5日(金)から9月6日(日)までの約3か月。期間は前半(6月5日〜7月23日)と後半(7月24日〜9月6日)に二分され、配布されるノベルティが前後半で切り替わる。長期開催でありながら、途中で配布物を変えることでリピート来店の動機を作る設計になっている。
展開はラウンドワン全店舗が基本だが、企画内容によって実施店舗が異なる。グッズ販売はダイバーシティ東京 プラザ店、梅田店、池袋店、奈良ミ・ナーラ店、千種店、仙台泉店の6店舗限定で、体験施策と物販を切り分けている。
ボウリング演出という施設ならではの体験
全国のラウンドワンのボウリング店舗のうち2店舗で、ボウリングのスコア表示モニターの映像を『KING OF PRISM』のコラボバージョンに変更する。前半・後半で各4種類の映像を用意し、来店者がプレイ中に作品の世界観に触れられる仕掛けだ。物販やメニューだけでなく、施設の設備そのものを演出に使う点が、アミューズメント施設コラボの強みを生かしている。
前後半で入れ替わるノベルティ配布
ノベルティは、コラボメニューやコラボパックの利用に応じて配布される。前半・後半でアイテムが入れ替わる構成だ。
| 配布条件 | 前半 | 後半 |
|---|---|---|
| コラボメニュー購入(全店) | プリズムポストカード 全5種 | プリズムトレーディングカード 全6種 |
| コラボパック利用 | A4きらめきボード(ランダム) | A4きらめきボード(デザイン変更) |
| コラボパック利用グループ | Rism専用コイン 1枚 | |
メニュー1点購入につきノベルティを1枚ランダム配布する方式で、どの絵柄が当たるか分からないコレクション性を持たせている。前半のポストカード、後半のトレーディングカードと、配布物の種類自体を変えることで、両期間を通して集めたいファン心理に働きかける。ランダム配布でコレクション欲を刺激する手法は、ジョイフル×呪術廻戦の先着配布など飲食店コラボでも広く使われている。
コラボグッズと販売チャネル
6店舗限定の物販では、アクリルスタンド1,760円、トレーディングアクリルスタンド880円(セット8,800円)、トレーディング缶バッジ550円(24個セット13,200円)、トレーディングえにっきカード550円など、トレーディング仕様を中心にしたグッズがそろう。オンライン販売も2026年6月5日10:00から9月6日23:59まで実施され、配送は10月下旬予定。店頭に来られないファンへの販路も確保している。
ファン・来店者への影響
ファンにとっては、ボウリングやカラオケといった施設体験と、コラボメニュー・ノベルティ・物販が一か所で完結する。コラボパックを利用すればRism専用コインやきらめきボードが手に入り、プリント機での記念撮影まで楽しめる。一般の来店客にとっても、いつものラウンドワンが期間限定で特別な空間に変わる体験価値が加わる。
施設コラボ・ノベルティ業界への波及
アミューズメント施設が周年IPと組み、設備演出・飲食・物販・ノベルティを一体で提供する手法は、来店体験そのものを商品化する流れの一例だ。期間を前後半に分けてノベルティを入れ替える設計は、長期コラボでありがちな中だるみを防ぎ、複数回の来店を引き出す。宿泊施設やテーマパークがノベルティで滞在価値を高める事例とも通じる発想で、ニジゲンノモリ×クレヨンしんちゃんの宿泊者限定ノベルティと並べて見ると施設型コラボの設計思想が見えてくる。
実施概要まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コラボ名 | KING OF PRISM × ROUND1 コラボキャンペーン |
| 期間 | 2026年6月5日〜9月6日(前半・後半で内容変更) |
| 体験演出 | ボウリングスコアモニターのコラボ映像(2店舗・各期間4種) |
| 配布ノベルティ | 前半:ポストカード全5種/後半:トレカ全6種ほか |
| グッズ販売 | 全国6店舗限定+オンライン |
設備演出・飲食・物販・ノベルティを束ね、前後半で配布物を入れ替えたラウンドワンのコラボは、施設の特性を生かした体験型販促の好例だ。長期キャンペーンを飽きさせず回す工夫として、配布物の切り替えタイミングをどう設計するかが、販促担当者にとっての要点になる。
