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SNS投稿でカプセルを回す、亀田製菓が渋谷と梅田に約2.4mバルーン

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販促活動
2026.09.25
・読了目安 8分

SNS投稿でカプセルを回す、亀田製菓が渋谷と梅田に約2.4mバルーン

亀田製菓が、菓子の試食品を配る街頭イベントに高さ約2.4メートルのバルーンと巨大なカプセルマシンを持ち込む。名称は「#何が出るかなトレイルミックス」。東京・渋谷が2026年10月3日(土)〜4日(日)、大阪・梅田が10月 […]

亀田製菓が、菓子の試食品を配る街頭イベントに高さ約2.4メートルのバルーンと巨大なカプセルマシンを持ち込む。名称は「#何が出るかなトレイルミックス」。東京・渋谷が2026年10月3日(土)〜4日(日)、大阪・梅田が10月10日(土)〜11日(日)。どちらも11時〜19時、参加費は無料、事前申し込みは不要とされている。

販促を組む側が見るべきは配る順番だ。商品を渡してから投稿をお願いするのではなく、指定のハッシュタグをつけてSNSに投稿した人がカプセルマシンを回せる、という順で組まれている。配布と拡散がひとつの動作にまとめられている。

目次

カプセルを回す条件と、もらえる中身を原文どおりに押さえる

回せるのは「指定のハッシュタグをつけてSNSに投稿した人」

亀田製菓のリリースは「指定のハッシュタグをつけてSNSに投稿いただいた方は、カプセルマシンに挑戦いただけます」と書いている。参加にはInstagramまたはXのアカウントが必要で、どちらか一方でよい。「両方必要」と読み替えると条件が別物になる。

もうひとつ、見落としやすい注記がある。「開催場所によって参加条件が異なります。詳細は公式SNSをご覧ください」。渋谷と梅田で参加条件が完全に同じとは限らず、確定した条件は公式SNSの告知を待つ形だ。「全会場共通でハッシュタグ投稿のみ」と言い切ると、この注記を落とす。

数字の1〜5は試食品の袋数で、チャームは回した人に渡る

カプセルの中には全5種のくじが入っており、書かれた数字(1〜5)の数だけ試食品がその場で渡される。最大5袋で、何袋になるかは回してからのお楽しみという書き方だ。当たるか外れるかの抽選ではなく、もらえる量が変わる。オリジナルノベルティの「ミニチュアチャーム」はカプセルに入っているとリリースにあり、袋数のくじとは別に渡る。

この差は企画書で効く。抽選型では外れた人の体験が課題になるが、量が変わる型なら全員が何かを持ち帰る。1個買うごとに抽選を回す設計をとったローソンがグミ1個ごとに抽選、93円引クーポンは4万枚限定と並べると、性格の違いがはっきりする。

なお「お一人様1日1回限り」とあるので、文面どおりなら同じ人が同じ会場の2日間に1回ずつ参加できる。景品は数に限りがありなくなり次第終了、混雑状況により列を早めに締め切る場合がある、とも明記されている。

会場は渋谷マークシティと梅田ビッグマン前、日程は1週間ずれる

2会場・計4日間、名目の稼働は32時間

項目 東京会場 大阪会場
日程 2026年10月3日(土)〜4日(日) 2026年10月10日(土)〜11日(日)
時間 11:00〜19:00 11:00〜19:00
会場 渋谷マークシティ EAST MALL 1階 マークイベントスクエア(東京都渋谷区道玄坂1-12-1) 阪急大阪梅田駅 1階 ビッグマン前広場(大阪市北区芝田1-16-1)
アクセス 渋谷駅直結 阪急大阪梅田駅 中央改札口すぐ/JR大阪駅 御堂筋北口から徒歩約3分

1日8時間、2日間で16時間、2会場で32時間。この枠に何人通すかで什器の台数もスタッフ配置も決まる。どちらも駅直結か改札前の通過型の立地だ。渋谷の街頭接点を広告枠で面として押さえにいった京王エージェンシーとぐるなび、渋谷の屋外広告に加盟飲食店を10店舗から重ねるとは逆に、今回は什器1点で足を止めにいく方向だ。

梅田の2日間が10月10日・11日に置かれた理由は発表文に書いてある

日程の意図を推測する必要はない。9月24日付の別リリースが「10月10日の『亀田の柿の種の日』をさらに盛り上げるべく、10月10日(土)・11日(日)の2日間、大阪・梅田の…『BIGMAN(ビッグマン)』前の広場にて、『亀田の柿の種 トレイルミックス』のサンプリングイベントを実施します」と書いている。記念日に日程を合わせたと会社自身が説明している。

同じ企画を、9月24日のリリースは「サンプリングイベント」「限定ガチャガチャ」と呼び、9月25日のリリースは「体験型イベント」「巨大カプセルマシン」と呼ぶ。引用元の発表文を取り違えないほうがいい。

3月は期間限定、9月は通年販売に切り替えた商品を街頭で配る

同じ商品が半年で売り方を変えている

配る対象の『亀田の柿の種 トレイルミックス』は、柿の種、ミルクチョコ柿の種、バナナチップス、素焼きアーモンド、素焼きカシューナッツの5種を1袋にまとめた商品だ。2026年2月19日の発表では、33gが2月23日からコンビニ先行、75gが3月2日からスーパーで、いずれも3月末までの期間限定とされていた。9月7日の発表は、発売60周年を機にこの商品を通年販売の商品へ切り替えると明言し、9月14日発売としている。半年で期間限定からレギュラー品に移した形だ。

75gはスーパー中心、33gはスーパーとコンビニ

規格 発売日 参考小売価格(税抜/税込) 販売チャネル
75g 2026年9月14日(月) 320円前後/345円前後 全国のスーパーマーケットなど
33g 2026年9月28日(月)スーパー/10月5日(月)コンビニ 168円前後/180円前後 全国のコンビニ、スーパーなど

価格はどちらもノンプリントプライスで、上の数字は参考小売価格として示されたものだ。実売価格を固定しないので、資料に転記するなら「参考小売価格」の断りごと持っていく。税抜の参考価格からグラム単価を割ると75gが約4.3円、33gが約5.1円になる(筆者の計算)。

日程の並びも読める。33gのコンビニ発売は10月5日で、渋谷の会期の直後、梅田の会期の直前に入る。街頭で試した人が見つけやすい小さい規格が、2会場の間に棚へ入る順番だ。なお配る試食品がどちらの規格かは発表文からは定まらない。

同じ梅田で、同じ週に百貨店催事も走っている

阪急うめだ本店の7日間は事前抽選の整理券が基本

梅田の駅前広場の2日間は単独では動いていない。阪急うめだ本店地下1階ツリーテラスで、発売60周年を記念した『亀田の柿の種WEEK』が10月7日(水)から10月13日(火)までの7日間開かれる。入場整理券の事前抽選が用意され、応募期間は9月23日(水・祝)10時から9月28日(月)20時まで、当落発表は9月29日(火)10時から順次。整理券は入場のためのもので、商品の購入を確約するものではないと明記されている。ただし阪急うめだ本店側は別途フリー販売の案内も出しており、当日の入荷数量や在庫状況によって実施しない場合があり、実施しても開始時間は日によって変わるとしている。整理券がないと入れないという運用ではない。

阪急うめだ本店側の売場ニュースには、亀田製菓のリリースにない応募条件が出ている。1人あたり最大3つまでの時間帯枠に応募でき、複数当選はなく当選は最大1枠、入場は当選者本人のみ、の3点だ。主催企業の発表と会場側の告知の両方を開かないと条件が揃わない。

駅前広場と百貨店で、渡すものと集める人が違う

項目 ビッグマン前広場 阪急うめだ本店 ツリーテラス
入場 無料・事前申し込み不要 事前抽選の整理券が基本。在庫次第でフリー販売あり
渡すもの/売るもの 試食品とミニチュアチャーム 調味料・ソフトクリーム・グッズなどの販売

百貨店側で売るのは、ピリ辛醤油だれ200mlが税込1,080円でお1人様2本まで、トレイルミックスソフトクリームが税込770円、3色蛍光マーカーペンセットが税込715円、マスキングテープとクリアポーチが各税込301円。地域限定7種を含む合計20種を集めると発表されている。無料で配る面と買ってもらう面を、同じ街の同じ週に分けた構成だ。

食品サンプリングに巨大什器を足すと、どこに手間が増えるか

チョコレートを含む商品を10月に配る

注意事項に「商品にはチョコレートを含むため、お受け取り後はお早めにお召し上がりください」とある。ミルクチョコ柿の種が入る以上、温度の管理は避けて通れない。屋外の路面で同じことをやるなら保冷の段取りが一段増える。

投稿を条件にすると、渡す前に1手間が挟まる

購入額に応じて特典を積む設計と違い、今回は買う必要がない。そのかわり投稿という手間が列に入る。投稿を済ませたことをどう確認するのかは発表文に書かれていないが、レシートを見せる方式より1人あたりの時間が伸びやすい設計だとは言える。運用の詳細は会場別の告知を待つことになる。ランダム性を集め買いにつなげたポテトに14種のランダムカード、ファーストキッチンがガルクラで狙う集め買いは購入に紐づけた型で、無料配布型とは列の作り方が変わる。

配布物が試食品とチャームの2階建てになっている

回した人は、量の変わる試食品(1〜5袋)と量の変わらないミニチュアチャームを持ち帰る。試食品は食べればなくなるが、チャームは残り、会期のあとも商品名が持ち歩かれる。金型や仕様の詰めが要る分、チャーム類はリードタイムが読みにくく、会期から逆算した発注計画が要る。

追うならまず公式SNSの会場別告知から

PR TIMESの配信文は「9月14日(月)より発売いたします」と未来形だが、9月25日付の公式リリースは「9月14日(月)に発売しました」と過去形だ。配信文だけでは未発売の商品に読める。規格別の発売日や参考小売価格も、確認した範囲ではPR TIMES側の本文になく公式サイトの商品概要にだけある。

次にとる行動をひとつ挙げるなら、亀田製菓の公式SNSで会場別の参加条件の告知を確認することだ。リリース自身が「開催場所によって参加条件が異なります」と書いている以上、渋谷と梅田で運用が分かれる余地が残っている。

参照元

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編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、業界動向を編集部がまとめています。
最終更新:2026.09.25
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この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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