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ぼのぼのショップが40周年と10周年、2段の金額特典で客単価を積む

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2026.09.15
・読了目安 4分

ぼのぼのショップが40周年と10周年、2段の金額特典で客単価を積む

ぼのぼのが漫画40周年とアニメ10周年のダブル周年で東京駅にポップアップ。2200円でショッパー、3300円でステッカーという2段の金額特典の設計を分解する。

「ぼのぼの」が漫画連載40周年とテレビアニメ放送10周年をそろって迎え、2026年9月25日から東京駅一番街にポップアップショップを開く。特典は税込2,200円以上でオリジナルショッパー、3,300円以上でオリジナルステッカーという2段構え。二つの周年を一つの企画に束ね、金額の階段で客単価を押し上げる組み立てになっている。段階特典の置き方は、周年やコラボの物販を企画する販促・広報担当がそのまま応用できる型だ。

目次

二つの周年を一つのポップアップに束ねた

今回の企画は、原作漫画の連載40周年とテレビアニメの放送10周年という別々の節目を2026年に同時に迎えたことがきっかけになっている。40年と10年という年数の違う記念を個別に打たず、「40th & 10th」として一つのダブル周年に統合した。長寿作品と映像化という異なる文脈を重ねることで、古くからのファンと映像から入った層の両方に刺さる間口を作っている。

会場は東京駅一番街1階の「One Spot」で、期間は9月25日から10月8日まで。営業は10時から20時30分、最終日は18時までとなる。乗降客と待ち合わせが集まる駅ナカの立地は、目的来店だけでなく通りがかりの立ち寄りを取り込みやすい。周年を層で組み立てる考え方は、特典を3層に出し分けたポムポムプリン30周年の設計とも重なる。

2200円と3300円の階段が買い足しを促す

特典の金額条件は二段階に分かれている。税込2,200円以上でオリジナルショッパーを1点、税込3,300円以上でオリジナルステッカーを1点もらえる。ショッパーは店頭購入のみが対象だ。買う側からすると、2,200円に届けばまず袋がもらえ、あと千円ちょっと足せばステッカーも付く。二つの基準を近い金額で並べることで、「せっかくなら上の特典まで」という買い足しを自然に促す設計になっている。

購入金額(税込) 特典 対象
2,200円以上 オリジナルショッパー1点 店頭購入のみ
3,300円以上 オリジナルステッカー1点

金額の階段で客単価を束ねる手法は、周年POP-UPで購入特典を組んだ俺ガイル15周年の3千円特典や、複数ブランドを横断して3千円特典で客単価をまとめた設計にも共通する。特典を「ある金額を超えたら渡す」形に置くだけで、平均購入額を狙った水準へ寄せていける。

限定商品と先行販売が来店の理由を作る

会場では、ぬいぐるみをモチーフにした「40周年おいわいアート」商品や、新作「スケッチシリーズ きんもくせい」の先行商品、「ぬいぐるみ(S)パステル」、さらに「ぼのぼの×QuizKnock」のコラボ商品が並ぶ。周年を祝う記念商品と、ここでしか先に買えない新作を同じ会場に置くことで、コレクション目的の客と新作狙いの客の両方に来店理由を用意している。

加えて、同時期には「キャラ福くじ『ぼのぼの』よるがさびしくないように」(9月12日発売、1回770円)も展開されている。ポップアップの物販とくじを並走させることで、金額特典に届かない客もくじで参加でき、会場全体の回遊と滞在を厚くしている。

2段特典を現場・ブランド・運営から見る

販促の担当からは、金額を近づけた2段特典が客単価の設計として効率的に映る。基準が離れすぎると上の特典が遠のくが、2,200円と3,300円のように近ければ買い足しが起きやすい。ブランディングの担当からは、40周年と10周年を一つの企画に統合したことで、長寿作品としての歴史と映像化の新しさを同時に語れる点が強みになる。会場運営の担当からは、駅ナカ立地とくじの併走が通行客の取り込みと滞在時間の確保に効く。目的来店だけに頼らない設計だからだ。

値引きに頼らない周年物販が広がる

キャラクターや長寿作品の周年では、値引きではなく限定ノベルティと段階特典で客単価と来店を作る型が広がっている。ショッパーやステッカーのような比較的原価の抑えられる配布物を金額条件と結び付けることで、割引に頼らずに平均購入額を引き上げられる。ノベルティの企画を発注する側も、単体の景品ではなく「いくらで何を渡すか」という金額設計まで含めて考える場面が増えている。周年やコラボの物販では、記念商品・先行販売・くじ・段階特典を一続きの回遊として設計する視点が求められる。

自社の周年物販に落とし込む手順

自社の周年やコラボ物販に応用するなら、まず複数の節目や商材を一つの企画に束ねられないかを考えたい。次に、特典を渡す金額基準を二段に置き、上下の基準を近づけて買い足しが起きる幅に調整する。最後に、金額特典に届かない客が参加できるくじや低単価の入口を併走させ、会場全体の回遊を厚くする。ぼのぼののダブル周年は、この三つを駅ナカの短期ポップアップで一度に試している。

割引に頼らず平均購入額と来店を伸ばす

ぼのぼのショップの40th & 10thは、二つの周年を一つの企画に統合し、2,200円と3,300円という近い2段の金額特典で客単価を積み、限定商品と先行販売、くじの併走で来店と回遊を作る設計だった。自社で周年やコラボを打つなら、節目や商材を束ねられないか、特典の金額基準を買い足しの起きる幅で二段に置けないか、届かない客の入口を併走させられないかを順に確かめたい。ノベルティを金額設計と結び付けて組むことで、割引に頼らずに平均購入額と来店を伸ばせる。

参照元: PR TIMES(ADKエモーションズ)ぼのぼのショップ 40th & 10th

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編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、業界動向を編集部がまとめています。
最終更新:2026.09.15
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この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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