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ノベルティ年間計画の作り方5ステップ|季節イベントと納期管理

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2026.03.17
・読了目安 7分

ノベルティ年間計画の作り方5ステップ|季節イベントと納期管理

イベントのたびに「また急いでノベルティを手配しなければ」と焦った経験はありませんか。場当たり的な対応を続けると、品質も予算も静かに削られていきます。この記事では、そのモヤモヤを根本から解消する年間計画の立て方を、販促カレ […]

イベントのたびに「また急いでノベルティを手配しなければ」と焦った経験はありませんか。場当たり的な対応を続けると、品質も予算も静かに削られていきます。この記事では、そのモヤモヤを根本から解消する年間計画の立て方を、販促カレンダーと季節イベントに連動させながら具体的に解説します。食品ノベルティ全体の選び方は食品ノベルティの選び方完全ガイドもあわせてご覧ください。

この記事でわかること
・ノベルティに年間計画が必要な理由
・季節イベントと販促カレンダーの連動方法
・年間スケジュールの作り方(5ステップ)
・発注タイミングと納期管理の目安
・計画を無駄にしない運用のコツ

目次

なぜノベルティに年間計画が必要なのか

「毎年なんとなく乗り越えているから大丈夫」——そう思っていると、じつはじわじわ損をしています。

場当たり対応が招く3つのリスク

急な発注には、見えにくいコストが3つ潜んでいます。

リスク 具体的な影響
品質低下 納期優先で妥協したアイテムを選ぶことになる
コスト増 小ロット・特急対応のぶん、単価が上がりやすい
機会損失 売れ筋アイテムが品切れで代替品対応を余儀なくされる

とくにコスト面は見落とされがちです。同じアイテムでも、数か月前に発注するか直前に発注するかで、単価は変わってきます。ロットと単価の関係は小ロット500個から作れる食品ノベルティもあわせてご覧ください。

計画的に動くとここまで変わる

年間を通じてノベルティ予算を計画的に分配しておくと、1件あたりの平均単価を抑えやすくなります。品質・コスト・スタッフの負担——どれも軽くしやすくなります。

年間カレンダーで押さえるべき季節イベント一覧

「いつ、何のイベントがあるか」を整理することが、年間計画の出発点です。

上半期(1月〜6月)の主要イベント

月 イベント ノベルティの方向性
1月 年始挨拶・初売り 個包装の焼き菓子、ドリップコーヒー
2月 バレンタイン チョコ・お菓子系、パッケージ重視
3月 卒業・決算期 記念のギフトセット、ドライフルーツ
4月 入学・新生活 個包装スナック、ティーバッグ
5月 ゴールデンウィーク 持ち歩きやすい個包装食品
6月 父の日・上半期締め 常温で日持ちする食品ギフト

下半期(7月〜12月)の主要イベント

月 イベント ノベルティの方向性
7月 夏祭り・土用の丑 ラムネ、清涼感のある菓子
8月 お盆・夏季挨拶 涼を感じる食品、ゼリー系
9月 敬老の日・秋の展示会 上質な和菓子、ドライフルーツ
10月 ハロウィン・下半期開始 季節パッケージの菓子
11月 勤労感謝・年末準備 ギフト向け食品、お米
12月 クリスマス・年末挨拶 ギフトボックス、上質な食品

見落としがちなのが、展示会や業界の商談シーズンです。BtoBメインの企業では、春の展示会(3〜4月)と秋の展示会(9〜10月)が大きな山になります。社内スケジュールと照らし合わせて確認しておきましょう。展示会で配るアイテムの選び方は展示会ノベルティの相場と選び方が参考になります。

年間計画の作り方・5ステップ

年間計画は、順番に沿って組み立てると迷いがなくなります。まず全体像を5ステップで示し、その後で一つずつ見ていきます。

ステップ やること
Step1 昨年の発注実績を棚卸しする
Step2 自社に関係する年間イベントを書き出す
Step3 年間予算を四半期に分割する
Step4 イベント日から発注・入稿締切を逆算する
Step5 担当者と承認フローを確認する

Step1:昨年の実績を棚卸しする

まず昨年1年間の発注履歴を確認します。「いつ」「何を」「いくつ」「いくらで」発注したかを一覧にするだけで、課題が見えてきます。

Step2:年間イベントリストを作る

上の表を参考にしながら、自社に関係するイベントをすべて書き出します。社内の展示会・キャンペーン・創業記念日など、社外イベント以外の予定も忘れずにリストへ加えておきます。

Step3:予算を四半期に分割する

年間予算が決まったら、四半期ごとに配分します。需要が集中する時期(年末年始・春)には多めに、閑散期には少なめにするのが基本です。年末に山が来る業種なら、第4四半期(10〜12月)に手厚く配分しておくと動きやすくなります。

Step4:発注スケジュールを逆算する

イベント日から逆算して、発注締切と入稿締切を設定します。具体的な目安は次のセクションで取り上げます。納期全体の組み立て方はノベルティ制作の逆算スケジュールもあわせてご覧ください。

Step5:担当者と承認フローを確認する

ノベルティの発注には上長承認が必要なケースが多いものです。社内ワークフローに合わせて、スケジュールに承認期間(5〜10営業日)を上乗せしておくと、直前の慌てを防げます。

発注タイミングの目安と納期管理

「いつまでに発注すればいいか」は、多くの担当者が迷うポイントです。仕様ごとの一般的な目安を整理しました(製品や数量で前後します)。

仕様別・発注リードタイムの目安

発注の仕様 推奨リードタイムの目安
名入れあり・通常品 イベントの8週間前
名入れあり・複雑加工 イベントの12週間前
名入れなし・既製品 イベントの4週間前
大ロット(5,000個以上) イベントの10週間前

製品や数量で変わるため、あくまで目安です。年末商戦(11〜12月)は業界全体が混み合うため、通常より早めに動いておくと安心です。とくにパッケージをオリジナルにする食品ノベルティは、入稿や製版の工程ぶん余裕を見ておきます。入稿の基本はオリジナルパッケージ入稿の基本で詳しく紹介しています。「早すぎる」と感じるくらいのタイミングで動いてちょうどいい、というのが現場の実感です。

年間計画を無駄にしない運用のコツ

計画は立てて終わりではありません。運用の仕組みを整えて初めて、翌年も活きた計画として機能します。

四半期ごとの振り返りを習慣にする

3か月に1回、次の3点を確認するだけで計画の精度が着実に上がります。

  • 予算消化率は計画どおりか。
  • 配布時の反応やアンケート結果はどうだったか。
  • 次の四半期に向けた修正点は何か。

記憶に残る差別化ポイントを持つ

ノベルティは「モノを配れば終わり」ではありません。競合他社も同じイベントに参加するわけですから、いかに記憶に残るかが勝負になります。エコ素材へのシフト、国産品の選択、パッケージのオリジナル化など、ブランドの姿勢が伝わる工夫が差別化につながります。

たとえば食品ノベルティなら、規格外野菜をアップサイクルした製品や産地の物語がある製品を選ぶことで、配るものそのもので企業の姿勢を伝えられます。Agritureグループは京都北部の生産者と協力した乾燥野菜のD2Cブランドを運営しており、こうした背景のある製品を季節のノベルティとして企画できます(Agriture社での経験)。フードロスを切り口にした企画はフードロス削減ノベルティもあわせてご覧ください。

よくある質問

年間計画はどのタイミングで作るのがいいですか?

前年の10〜11月が目安です。翌年の予算が固まり始めるこの時期に、イベントリストと予算配分を一緒に整理しておくと、年明けからスムーズに動けます。

予算が少ない場合でも年間計画は意味がありますか?

予算が少ないほど計画が活きます。限られた予算を効果的に使うには、優先度の高いイベントに集中する判断が必要で、そのためには年間の全体像が見えていることが欠かせません。

展示会用と通常の販促用でノベルティは分けるべきですか?

分けるのがおすすめです。展示会では「話のきっかけになる」「名前が残る」アイテムが向き、日常の販促では使い勝手のいい実用品が喜ばれます。目的が異なる以上、アイテムも変えるのが基本です。

ノベルティの発注数はどう決めればいいですか?

昨年の配布実績をベースに、少し余裕を持たせるのが一般的です。初めてのイベントなら参加者数の見込みから逆算し、余っても保管できる日持ちするアイテムを選ぶと無駄が出にくくなります。

急な追加発注が必要になったらどうすればいいですか?

まずはサプライヤーに相談してください。特急対応や在庫品の転用で間に合うこともあります。割増になりやすいので、年間計画に予備費を少し確保しておくと安心です。

まとめ|年間計画は一度作れば毎年活きる

ノベルティの年間計画は、一度作っておくと、翌年は差分の更新だけで動かしやすくなります。季節イベントを一覧化して「いつ何が必要か」を見える化すること、発注リードタイムを逆算してスケジュールを組むこと、四半期ごとに振り返って精度を高めること。この3つを押さえれば、場当たり対応から抜け出せます。今年こそ年間計画を立てて、余裕を持ったノベルティ選定を実現してください。用途と配布数を添えてご相談いただければ、季節に合わせた企画をご提案します。

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著者:小島 怜(株式会社Agriture 代表)
農業×食のOEMを軸に6事業を展開。食品ノベルティの企画・製造の実務知見をもとに執筆しています。
最終更新:2026.06.13
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この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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