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オリジナルパッケージ入稿の基本。データ形式と注意点

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2026.04.10
・読了目安 5分

オリジナルパッケージ入稿の基本。データ形式と注意点

塗り足し・データ形式・色校正。初めての入稿でつまずかないためのチェックリスト付きです。

オリジナルパッケージは、入稿データの作り方で仕上がりが変わります。初めての方がつまずきやすいのは、データ形式・塗り足し・色の3点です。発注前に基本をおさえておくと、やり直しを防げます。食品ノベルティ全体の選び方は食品ノベルティの選び方完全ガイドもあわせてご覧ください。

目次

オリジナルパッケージ入稿の全体の流れ

入稿は、いきなりデータを送るのではなく、いくつかの工程を踏みます。先に流れを知っておくと、どこで何を準備すればよいかが見えてきます。

ステップ やること
① テンプレート受け取り 袋や箱の形状に合わせた入稿用テンプレートを受け取る
② デザイン制作 テンプレートに沿ってロゴや図版を配置する
③ データチェック 形式・塗り足し・解像度に不備がないか確認する
④ 色校正(任意) 本生産前に実際の印刷色を確認する
⑤ 本生産 確定データで印刷・製造に進む

テンプレートに沿って作れば、形状に合わない・印刷範囲をはみ出すといった基本的な不備は防げます。データの作り方に不安があれば、デザイン制作からお手伝いできます。

データ形式と解像度

入稿は、文字をアウトライン化したベクターデータが基本です。アウトライン化しておくと、別の環境でフォントが置き換わって崩れる心配がなく、ロゴや図版がきれいに印刷されます。写真を使う場合は、印刷に耐える解像度のデータを用意します。画面で見るぶんにはきれいでも、印刷すると粗く見えてしまうことがあるためです。

  • ロゴ・文字はアウトライン化したベクターデータで用意する。
  • 写真は印刷に耐える解像度で配置する。
  • 使用する色の指定方法(印刷用の色か画面用の色か)を確認しておく。

塗り足しと余白の取り方

仕上がり線の外側に「塗り足し」を設けておくと、裁断時に出る白フチを防げます。印刷物は断裁の際にわずかにずれることがあり、塗り足しがないと端に白い線が出てしまうことがあります。逆に、切れては困る文字やロゴは、仕上がり線から少し内側に置くと安心です。

  • 塗り足しは仕上がりの外側に数ミリ設ける。
  • 大事な要素は仕上がり線の内側に寄せる。
  • 折り目やシール位置にロゴが重ならないか確認する。

袋の形状によって使える範囲が変わるため、必ずテンプレートに沿って配置します。展開図のどこが表になり、どこが折られるのかを意識すると、配置のミスが減ります。

食品パッケージならではの注意点

食品の場合は、デザインだけでなく法定の表示を載せる場所も確保しておく必要があります。一括表示(原材料名・内容量・賞味期限・保存方法など)や、後から印字するロット・賞味期限の欄を、デザインで埋めてしまわないことが大切です。

  • 一括表示を載せる枠を、デザイン段階で確保しておく。
  • 賞味期限・ロットを後から印字する場合、その欄にロゴや図版が重ならないようにする。
  • 名入れシールを貼る位置が、原材料名などの法定表示を隠さないか確認する。

どこに何を表示するかは製品や包材で変わるため、表示のレイアウトもあわせて相談しておくと安心です。

色校正のすすめ

画面の色と、実際に印刷した色は同じになりません。画面は光で色を表現し、印刷はインクで表現するため、どうしても見え方に差が出ます。ブランドカラーが重要なときは、本生産の前に色校正を取ることをおすすめします。ひと手間かかりますが、仕上がりの印象が大きく変わる部分です。

よくある入稿の不備と防ぎ方

入稿でつまずきやすい不備は、あらかじめ知っておけば多くは防げます。発注前にこの3点をチェックしておくと安心です。

よくある不備 防ぎ方
フォントが置き換わって崩れる 文字をアウトライン化しておく
裁断で端に白フチが出る 塗り足しを設ける
写真が粗く印刷される 印刷に耐える解像度のデータを使う

パッケージそのものの企画は企業オリジナルパッケージ食品の作り方もあわせてご覧ください。Agritureグループは食品OEMの窓口を同じ体制で運営し、データチェックからデザイン制作までを相談しながら進められます(Agriture社での経験)。

よくある質問

入稿データはどの形式で用意すればいいですか?

文字をアウトライン化したベクターデータが基本です。アウトライン化しておくと別の環境でフォントが置き換わって崩れる心配がなく、ロゴや図版がきれいに印刷されます。写真は印刷に耐える解像度のデータを用意します。

塗り足しとは何ですか?

仕上がり線の外側に少し広げて設ける余白のことです。印刷物は断裁時にわずかにずれることがあり、塗り足しがないと端に白いフチが出てしまいます。切れては困る文字やロゴは仕上がり線の内側に寄せます。

画面の色と印刷の色は同じになりますか?

同じにはなりません。画面は光で、印刷はインクで色を表現するため、見え方に差が出ます。ブランドカラーが重要なときは、本生産の前に色校正を取ることをおすすめします。

デザインデータがなくても依頼できますか?

できます。データの作り方に不安がある場合は、デザイン制作からお手伝いできます。テンプレートに沿った配置やデータチェックも含めて相談いただけます。

入稿前にデータをチェックしてもらえますか?

対応できます。フォントのアウトライン化、塗り足し、解像度などのよくある不備を入稿前に確認しておくと、やり直しの手間と納期の遅れを防げます。

まとめ|入稿は基本を押さえればやり直しを防げる

オリジナルパッケージの入稿は、データ形式・塗り足し・色の3点を押さえれば、大きな失敗はほぼ防げます。テンプレートに沿って作り、不安な点は入稿前に相談しておくこと。これだけで、やり直しの手間と納期の遅れを避けられます。入稿前のデータチェックも含めて、気になる点はご相談ください。

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著者:小島 怜(株式会社Agriture 代表)
農業×食のOEMを軸に6事業を展開。食品ノベルティの企画・製造の実務知見をもとに執筆しています。
最終更新:2026.06.13
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この記事を書いた人

小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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