プロモーション産業の業界団体ASI(Advertising Specialty Institute)は、2026年4月1日付でAshish Mittal氏が新CEOに就任したと発表した。前CEOのTim Andrews氏の退任後、23年間同社に在籍したMittal氏が後継者に指名された。米国プロモーション産業全体で約270億ドル規模のマーケットを統括する組織のトップ交代として、業界から大きな注目を集めている。
新CEO Ashish Mittalとは
Mittal氏はASIに23年間勤務し、デジタル製品開発やメンバーサービス部門を率いてきた経歴を持つ。テクノロジーを活用した業界サービスの高度化に注力しており、プロモーション産業のデジタル転換を推進する姿勢で知られている。ASIは年次PPAI Expoへの協賛や、ASI Showの主催など、北米のプロモーション産業の基幹インフラを担う組織だ。
PPAIの消費者調査「Product Power 2026」も注目
ASIのトップ交代と同時期に、PPAI(Promotional Products Association International)が米国5,000人以上を対象とした消費者調査「Product Power 2026」を公表した。同調査では、ブランデッドグッズへの評価が「個人的な関連性」「デザインの魅力」「感情的なつながり」にシフトしていることが明らかになった。
特筆すべきは、アパレルが全世代(X世代・ミレニアル・Z世代)で「最も欲しいプロモーション商品」の第1位となった点だ。Tシャツは依然として全世代で支持を集める定番アイテムとなっている。
2026年のトレンドキーワード:クオリティとサステナビリティ
業界のコンセンサスとして、2026年春シーズンのプロモーション業界には以下のトレンドが見られる:
- 品質重視への転換:大量配布型から、少数精鋭・高品質な「実際に使われるアイテム」へ
- サステナブル素材の需要増:環境意識の高まりがブランドの差別化要素に
- テック・ドリンクウェアが継続人気:実用性の高いカテゴリが引き続き上位
- インテンショナルデザイン:ビブランな印刷・刺繍など、手元に残したくなるデザイン性
ノベルティOEMの発注担当者にとって、今後の商品選定においては4imprintのトレンドレポートなどのデータをもとに、「もらって嬉しいアイテム」への集中が重要になってくる。
日本市場への示唆
北米のプロモーション産業は日本市場と構造が異なるが、ブランデッドグッズへの意識変化は日本にも波及しつつある。採用イベントや展示会でのノベルティ選定でも、安価な量産品から「会社の価値観を伝えるアイテム」へのシフトが求められる時代に入っている。
引用元:PPAI Product Power 2026 / Omaha Promos Spring 2026 Report
