国民的RPG40周年×全国アイス店が仕掛けた”冒険型”ノベルティ
2026年6月1日、サーティワン アイスクリーム全店で「ドラゴンクエスト」40周年コラボキャンペーンが開幕した。先着20万枚のオリジナルステッカー配布を皮切りに、ひとくいばこ型テイクアウトBOX、ポッピングシャワースライムのキーホルダー、さらにはドラクエXオンラインとのゲーム内連動まで、販促物の”層の厚さ”が際立つ設計だ。世界52カ国・7,700店舗超を展開するサーティワンが、なぜここまで大規模にゲームIPと組んだのか。ノベルティの仕組みと狙いを読み解く。
起点ニュースの詳細:6月1日〜30日のキャンペーン全容
B-R サーティワン アイスクリーム株式会社が発表したプレスリリースによると、キャンペーン期間は2026年6月1日(日)から6月30日(月)。商品ラインナップは以下の通り。
| 商品名 | 価格(税込) | 付属ノベルティ |
|---|---|---|
| かいしんのいちげき!ゴールデンパイナップルレモネード | 420円(レギュラーシングル) | なし |
| バトルサンデー | 580円 | モンスターピック全10種からランダム1個 |
| ドラゴンクエスト40周年セット(8個入り) | 3,000〜3,560円 | ひとくいばこBOX+ポッピングシャワースライムキーホルダー |
| スライムアイスクリームケーキ(5号) | 4,300円 | モンスターピック+コマンドプレート+ホワイトチョコペン |
6月1〜3日の3日間は、税込500円以上の購入者に先着20万枚のスライム&ポッピングシャワースライムのコラボステッカーをプレゼント。さらにドラクエXオンラインでは合言葉「ハッピーをおとどけ」を入力するとゲーム内アイテムが取得できる、オフライン→オンライン連動も盛り込まれた。
背景:ゲームIP×飲食チェーンコラボが加速する理由
ドラゴンクエストが2026年5月27日に40周年を迎え、スクウェア・エニックスは特設サイトで大規模な記念施策を展開中。サーティワンとのコラボはその中核に位置づけられている。全国の店舗網を活かした”リアル体験”と、SNS拡散を見込んだ限定グッズの設計が融合した形だ。
飲食チェーン×ゲームIPのコラボは、2025年以降さらに増加傾向にある。来店動機の創出と客単価アップの両面で効果があるとされ、今回のサーティワンもセット商品(3,000〜4,300円)に限定ノベルティを封入することで購入ハードルを上げつつも”もらえる体験”を付与している。
ノベルティ施策の設計データ
| ノベルティ種別 | 配布数・限定性 | 取得条件 | 販促目的 |
|---|---|---|---|
| コラボステッカー | 先着20万枚(3日間限定) | 500円以上購入 | 初動集客・来店トリガー |
| モンスターピック(全10種) | ランダム封入 | バトルサンデー購入 | コレクション性・リピート促進 |
| ひとくいばこBOX | セット購入者限定 | 40周年セット購入 | 客単価アップ・SNS映え |
| ポッピングシャワースライムキーホルダー | セット購入者限定 | 40周年セット購入 | IP象徴グッズ・長期接触 |
| DQXゲーム内アイテム | 期間限定 | 合言葉入力 | オフライン→オンライン送客 |
業界・SNSの反応
SNSでは発表直後から「初日にいく絶対いく」「よ、よ、良すぎる!!!」といった熱量の高い反応が相次いだ(アニメ!アニメ!調べ)。特にひとくいばこBOXのビジュアルに対する反響が大きく、「飾りたい」「食べ終わっても捨てられない」と”使い捨てにならないパッケージ”が話題に。
ゲームメディアのファミ通やGAME Watchは「40周年施策の中でもリアル体験として突出している」と評価。ポッピングシャワースライムという”サーティワンにしか作れないコラボフレーバー”がIP再現度として高く評価されている点も注目に値する。
ECナビの記事では「かわいすぎる!」「絶対初日に行く」というユーザーコメントが紹介されており、初日ステッカーの20万枚が早期に捌ける可能性が高いと見られている。
販促担当者への実務影響
今回のコラボから学べるノベルティ設計のポイントは3つある。
1つ目は「段階型ノベルティ構造」。500円のステッカー→580円のランダムピック→3,000円超のキーホルダー+BOXと、価格帯ごとにノベルティの価値を上げている。低単価で来店を促し、高単価で”ここでしか手に入らない”特別感を付与する設計だ。
2つ目は「パッケージ自体をノベルティ化」する発想。ひとくいばこBOXは”ゲームに登場するモンスター”をそのまま容器にした形で、食べ終わった後もインテリアやSNS投稿の素材として機能する。販促物の”二次利用”を前提にしたデザインは、コスト以上の露出を生む。
3つ目は「デジタル連動」。ゲーム内アイテム配布で、店舗→オンラインゲームという導線を設計。来店客の中でアクティブプレイヤーを可視化し、IP側への還元にもなっている。
業界への波及
サーティワンの7,700店舗超という圧倒的な接点を活かしたIP連携は、飲食チェーン各社にとって一つのベンチマークになる。当サイトで紹介したジョイフル×呪術廻戦コラボのノベルティ戦略でも先行配布型ノベルティが大きな成果を出しており、「先着配布→セット封入→デジタル連動」という三層構造は今後の標準形として定着する可能性がある。
ASI広告接触効果調査2026でも示されているように、物理的な販促物はデジタル広告よりもブランド想起率が高い。ゲームIPのように”コレクション文化”を持つファン層に対しては、ランダム封入やシリーズ化がリピート来店を強力に後押しする。
実用情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| キャンペーン期間 | 2026年6月1日(日)〜6月30日(月) |
| ステッカー配布日 | 6月1〜3日・先着20万枚・500円以上購入 |
| 対象店舗 | サーティワン全国店舗 |
| 最低購入額(ノベルティ対象) | ステッカー:500円〜 / キーホルダー:3,000円〜 |
| DQX連動合言葉 | 「ハッピーをおとどけ」 |
| 公式情報 | PR TIMES プレスリリース |
まとめとアクション提案
ドラクエ40周年×サーティワンのコラボは、「ステッカーで来店を促し、ランダムピックでリピートを生み、限定BOXで客単価を上げ、ゲーム連動でデジタルに繋ぐ」という四層のノベルティ設計が際立つ事例だ。
販促担当者が自社のキャンペーンに取り入れるなら、まずは「低単価の先着ノベルティで初動を作る→高単価セットに限定グッズを封入する→デジタル連動で接点を延長する」というフレームを検討してほしい。パッケージそのものをコレクターズアイテム化する手法は、食品・飲料以外の業界でも応用が効く。
ノベルティの企画・製作でお悩みの方は、ノベルティの窓口までお気軽にお問い合わせください。
