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日韓ブランドが代官山で3日間の濃縮POP-UP

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2026.09.07
・読了目安 6分

日韓ブランドが代官山で3日間の濃縮POP-UP

日本のnankaiine studioと韓国Balloon Friendsが代官山で9月25〜27日の3日間POP-UPを開催。ショートストーリー展示・3,300円抽選・来場ノベルティを重ねた設計を、販促担当の視点で読み解く。

SNS発の日本のキャラクターブランドと韓国のキャラクターブランドが、東京・代官山で3日間だけの店を出す。nankaiine studio(日本)とBalloon Friends(韓国)による「nankaiine studio × Balloon Friends COLLABORATION POPUP STORE in TOKYO」が、2026年9月25日から27日まで開かれる。入場無料で、5つのショートストーリー展示、税込3,300円以上の購入で参加できる抽選、来場者向けのノベルティを一つの会場に詰め込んだ。会期が短いほど一人あたりの滞在価値をどう引き上げるかが問われる。この事例は、その答えを小規模ブランドの手の届く形で示している。

目次

日韓のキャラクターブランドが代官山で3日間の店を出す

nankaiine studioは「まぁ、なんかいいねでいいんじゃない?」をテーマに、日々の小さな発見をキャラクターの物語で発信してきた日本のブランドだ。一方のBalloon Friendsは韓国発で、キャラクターの旅を自己探求になぞらえ、日常の気づきの積み重ねが成長につながるというメッセージを掲げる。二つのブランドは今回のコラボテーマに「LOST A LITTLE, FOUND A LOT.」を据えた。道に迷って遠回りした時間が、いつのまにか自分だけの物語になる——そうした世界観を、展示・物販・特典の三つに落とし込んでいる。

海外ブランドとの初コラボを短期の実店舗で試す動きは、小規模ブランドの間で広がっている。世界観を軸にコラボ相手と組んだ例としては、anelloがシュライヒと架空の国立公園という設定で束ねた企画が近い発想を見せていた。

会期は9月25〜27日、代官山駅から徒歩1分の会場

会場はシブテナスペース代官山アドレス(東京都渋谷区代官山町17-4)。代官山駅から徒歩1分の立地で、営業時間は11:00〜20:00、初日の9月25日のみ13:00スタートとなる。金・土・日の週末3日間という設定は、来場者が予定を合わせやすく、SNSでの拡散が会期中に効きやすい。

週末3日という短さは、集客の失敗が許されない反面、話題を一気に集中させられる。固定店舗のような初期投資を負わずに市場の反応を確かめられる点が、短期POP-UPを選ぶ理由になっている。小規模ブランドにとっては、大きな家賃契約を結ばずにブランド体験を都心の一等地で提供できる機会だ。

5つのショートストーリー展示が来場者の足を止める

会場にはEXHIBITION AREAが設けられ、今回のコラボのために作られた5つのオリジナルショートストーリーが並ぶ。「迷うこと」「立ち止まること」「遠回りすること」を後ろ向きに描かず、両ブランドのキャラクターが織りなす物語としてイラストとともに見せる構成だ。

物販だけの店であれば、来場者は棚を一巡して数分で帰る。展示という読ませるコンテンツを挟むことで、滞在時間そのものを長くする狙いが読み取れる。滞在が延びれば商品に触れる時間も増え、撮影して投稿する動機も生まれる。ブランドの物語を先に体験させてから商品に向かわせる流れは、購買前の熱量を高める手として機能する。販促担当が短期の店を設計するとき、物販の手前に「見る理由」を一つ置けるかどうかが滞在価値を分ける。

税込3,300円以上で抽選対象、あと1点を後押しする金額ライン

購入面では、税込3,300円以上の買い上げでスペシャルグッズセットなどが当たる抽選に参加できる。景品は数量限定で、なくなり次第終了となる。3,300円という金額は、キーホルダーや缶バッジ一つでは届かず、もう一点を手に取らせるラインに置かれている。抽選という不確実な報酬を絡めることで、客単価を押し上げながら「引ければ得」という高揚感を加えている。

この3,300円という閾値が効く場面は、他ブランドの短期店でも繰り返し現れる。ウサハナのPOP-UPが同じ3,300円で「あと1点」を呼び込んだ事例や、こぎみゅんが東京駅ワゴンで3,300円ごとにノベルティを配った運用を並べて見ると、金額ラインの設定が購入点数を動かす手であることがわかる。閾値は高すぎれば離脱を招き、低すぎれば単価が上がらない。商品の価格帯に合わせて狙いの点数から逆算する手順が要る。

来場とSNSフォローでノベルティ、話題を会期中に回す

来場者には、会場への来場と対象SNSのフォローを条件にオリジナルノベルティが配られる。こちらも数量限定だ。ノベルティの獲得条件にフォローを組み込むことで、来場した人がそのままブランドのアカウントとつながり、会期後も接点が残る。3日間で終わる店の弱点は、閉店とともに関係が切れることにある。フォローを起点に据えれば、次の企画や通常商品の告知を届ける相手が会期中に積み上がる。

抽選が「買った人」への報酬であるのに対し、来場ノベルティは「来ただけの人」も拾う。買わずに帰る来場者にもブランドとの接点を残す二段構えが、短期の店で取りこぼしを減らす。販促担当にとっては、購入者と非購入者それぞれに別の出口を用意しておく発想が持ち帰れる。

販売はアパレルから缶バッジまで、価格帯を広げて客層を拾う

販売予定グッズは、アパレル、バッグ、ステーショナリー、キーホルダー、缶バッジと幅がある。両ブランドの通常商品もあわせて並ぶ。缶バッジのような数百円の入口商品から、アパレルやバッグといった単価の高い商品までそろえることで、初めてブランドに触れる人も、既存のファンも手ぶらで帰しにくい構成になっている。

価格帯を広げる狙いは、抽選の3,300円ラインとも噛み合う。低価格の商品だけでは閾値に届かないが、複数点を組み合わせれば自然に超える。品ぞろえの幅と抽選の金額ラインが連動して、客単価を押し上げる形だ。

小規模ブランドの海外コラボが3日間で回る理由

SNS発のブランド同士が国境を越えて組み、都心の一等地で3日間だけ店を構える。この規模感が成り立つ背景には、固定費を抑えられる短期POP-UPの性質がある。常設店を持たないブランドでも、週末に会場を借りて世界観を提示し、物販・展示・特典を一度に届けられる。

コラボ限定グッズを軸に、初めての企画で認知と物販を同時に立ち上げる動きは他でも見られる。初グッズの発売とPOP-UPを同じタイミングで走らせたcolyのスパリクのように、立ち上げの瞬間に体験の場を用意する手が、小規模ブランドの選択肢として定着しつつある。海外コラボであっても、会場・展開を日本国内で完結させれば、輸送や現地運営の負荷を抑えたまま二つのブランドの世界観を重ねられる。

短期POP-UPで滞在価値を積み増す実務メモ

今回のPOP-UPを販促の視点で分解すると、3日間という短い枠に四つの仕掛けが重なっている。読ませる展示、買わせる物販、単価を押し上げる抽選、関係を残すノベルティだ。それぞれが来場者の別の動きを引き出す。

  • 展示で滞在を延ばす:物販の手前に見るコンテンツを置き、商品に触れる時間と撮影の動機を作る。
  • 抽選で単価を上げる:3,300円などの金額ラインを、狙う購入点数から逆算して設定する。
  • ノベルティで接点を残す:SNSフォローを条件にし、会期後も届けられる相手を積む。
  • 品ぞろえで客層を拾う:入口価格から高単価まで並べ、抽選ラインと連動させる。

会期が短いほど、来場した一人からどれだけの価値を引き出せるかが結果を決める。仕掛けを一つに絞らず、来場者の動きごとに別の出口を用意しておく組み立てが、短期の店を無駄なく回す。小規模ブランドでも、この重ね方は今日から真似できる。

よくある質問(FAQ)

Q. 入場に料金はかかりますか。
入場は無料です。会期は2026年9月25日から27日までの3日間、会場はシブテナスペース代官山アドレスです。

Q. 抽選イベントに参加する条件は。
税込3,300円以上の購入が対象です。スペシャルグッズセットなどが当たり、景品は数量限定で、なくなり次第終了となります。

Q. 来場ノベルティはどうすればもらえますか。
会場への来場と、対象SNSのフォローが条件です。こちらも数量限定です。

Q. どんな商品が販売されますか。
コラボ限定グッズとして、アパレル、バッグ、ステーショナリー、キーホルダー、缶バッジが予定されています。両ブランドの通常商品もあわせて販売されます。

参照元:
にじめん「nankaiine studio × Balloon Friends」日韓コラボPOPUPが代官山に登場
株式会社nankaiine studio プレスリリース(PR TIMES)

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編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、業界動向を編集部がまとめています。
最終更新:2026.09.07
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この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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