バンダイスピリッツの一番くじが、2026年の夏に人気作品の新弾を相次いで投入している。7月17日発売の「一番くじ オーバーロード」、7月18日発売の「一番くじ 刃牙〜巨大なる鼓動〜」が7月中旬に登場し、8月14日には「一番くじ 夏目友人帳 雨の日も、晴れの日も。」が続く。フィギュアからぬいぐるみ、日用雑貨までを一つのくじに束ね、1回数百円で誰かが必ず景品を手にできる確率型の販促として、店頭とオンラインの両方で客を集める構成だ。
2026年夏の一番くじ新弾の全体像
この夏の新弾は、作品ごとに景品の主役を変えながら、同じくじ型の枠組みを使い回している。発売日と価格は次のとおり。
| 作品 | 店頭発売日 | 1回の価格 |
|---|---|---|
| 刃牙〜巨大なる鼓動〜 | 7月18日(土) | 850円 |
| オーバーロード | 7月17日(金) | 900円 |
| 夏目友人帳 雨の日も、晴れの日も。 | 8月14日(金) | 760円 |
刃牙〜巨大なる鼓動〜のラインナップ
「刃牙」の新弾は、A賞の宮本武蔵をはじめB賞ピクル、C賞愚地克巳と、原作の格闘家をMASTERLISEフィギュアで立体化した。ラストワン賞は約25cmの烈海王フィギュア。烈海王のグルグルパンチを置き時計にした「烈海王の無念時計ッッ!」など、作品ならではのネタを景品化した点が目を引く。店頭は7月18日から、オンライン販売は7月21日11時からと入り口を分けている。
オーバーロードのラインナップ
「オーバーロード」は美少女フィギュアを前面に押し出す構成で、A賞アルベド、B賞シャルティアの1/7スケールフィギュアが主役になる。ラストワン賞はアルベドのラストワンver.(別仕様)で、同じキャラの別バージョンを狙う動機を作っている。ほかにちょこのっこフィギュアやアクリルスタンド、クリアファイルなど、価格帯の異なる景品を下位賞に並べた。1回900円で7月17日から順次発売された。
夏目友人帳 雨の日も、晴れの日も。の位置づけ
夏目友人帳の夏の新弾は「雨の日も、晴れの日も。」で、8月14日発売。A賞はニャンコ先生をかたどった温湿度計、ラストワン賞は約29cmの日焼けニャンコ先生ぬいぐるみと、実用雑貨とぬいぐるみを軸にした落ち着いた品ぞろえだ。3月に出た「あとりえほん〜紙飛行機に乗せて〜」とは別の弾であり、九州産交とのコラボ企画ともまったく別の施策にあたる。同じ作品でも季節ごとに切り口を変えて新弾を投下している。
担当者が押さえる設計のポイント
販促担当の視点で見ると、三作に共通するのは一つのくじの中へ価格帯の違う景品を積み上げる設計だ。上位から下位まで賞の役割をどう配るかは、自社でくじ型やノベルティ企画を組むときの割り振りにそのまま置き換えられる。
- 上位賞のフィギュアは、コアなファンの購入点数を押し上げる目玉だ
- ラストワン賞は、最後の1回まで引かせ続けて在庫を消化させる
- 下位賞の雑貨やアクリルグッズは、少額でも何か持ち帰れる安心感につながる
くじ型販促・ノベルティ業界への波及
一番くじが客を引くのは、外れても必ず何かが手に入る点にある。刃牙・オーバーロード・夏目友人帳の三弾が7月中旬から8月へ切れ目なく並ぶことで、店頭は夏のあいだ新弾を絶やさず棚を回し続けられる。同じ確率型でも入り口の作り方は各社で異なり、セブン-イレブンはHappyくじを含む複数の施策を重ねて来店動機を作る(セブン-イレブンの多層的な販促設計)。夏目友人帳では九州産交バスと組み、くじとは別に交通・観光へファンを送る企画も動く(夏目友人帳×九州産交のコラボ)。
実施概要まとめ
| 作品 | 発売日 | 1回の価格 | 目玉の景品 |
|---|---|---|---|
| 刃牙〜巨大なる鼓動〜 | 7月18日〜(オンライン7月21日〜) | 850円 | 宮本武蔵フィギュア・烈海王の無念時計 |
| オーバーロード | 7月17日〜 | 900円 | アルベド・シャルティアのフィギュア |
| 夏目友人帳 雨の日も、晴れの日も。 | 8月14日〜 | 760円 | ニャンコ先生温湿度計・日焼けぬいぐるみ |
格闘フィギュアで攻める刃牙、美少女フィギュアで押すオーバーロード、実用雑貨でまとめる夏目友人帳と、主役の景品はそれぞれ違う。それでも760〜900円という近い価格に収めつつ、烈海王の無念時計やニャンコ先生の温湿度計のように作品固有のネタを一賞ぶんの目玉に変えている。景品を差し替えながら賞構成の骨格だけを共通で回すやり方が、7月から8月へ新弾を続けざまに投下する夏の売り場を支えている。
参考
最終更新:2026.07.21
