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4imprint、2026年プロモーションアイテムトレンドレポートを公開——サステナブル素材・テックアクセサリーが上位にランクイン

米国大手プロモーショングッズ企業・4imprintが2026年版のプロモーションアイテムトレンドレポートを公開した。消費者調査と市場分析をもとにまとめられた同レポートでは、サステナブル素材を使用したエコフレンドリーアイテム、テックアクセサリー、ウェルネス・セルフケアギフトの3カテゴリーが上位にランクインしている。企業のブランディング施策やノベルティ選定において、「受け取った人が長く使い続けられるアイテム」への需要シフトが鮮明になっている。

目次

サステナブル素材アイテムが引き続き最前線へ

2026年のトレンドレポートで最も注目を集めるカテゴリーの一つが、サステナブル・エコフレンドリー素材を使用したプロモーショングッズだ。4imprintが挙げる代表的なアイテムとして、再生ペットボトル(rPET)を原料としたバックパック・トートバッグ、バンブー(竹)素材の文具・食器類、オーガニックコットン生地を使ったTシャツやポーチがある。

rPETバックパックはペットボトルを繊維化して製造されるため、石油由来の原料使用量を大幅に削減できる。企業のCSR・SDGs活動と連動したノベルティとして、展示会・採用イベント・周年記念ギフトなど幅広いシーンで採用が増えている。バンブー素材はその成長速度の速さから「持続可能な素材」として認知が広まっており、カッティングボード、コップ、ペンセットなどアイテムのバリエーションも豊富だ。

また、パタゴニアやコロンビアといったアウトドアブランドのエコフレンドリーラインとのコラボノベルティも台頭しており、「ブランド品質×サステナビリティ」を訴求する高単価ノベルティのニーズが高まっている。

テックアクセサリーは「実用性×最新スペック」が鍵

ワイヤレス充電器をはじめとするテックアクセサリーは、プロモーション商品の中でも特に高い保有率と使用頻度を誇るカテゴリーだ。4imprintの2026年レポートでは、以下のアイテムが特に注目されている。

  • MagSafe対応マグネット式ワイヤレス充電器:iPhone15・16シリーズとの互換性が高く、オフィスワーカーや出張族から支持を集める。ロゴ印刷スペースが確保しやすく、デスクに常置されるため反復露出が期待できる。
  • NFCタグ内蔵アイテム:スマートフォンをかざすだけで企業サイトやキャンペーンページへ誘導できる。名刺・カード型・ステッカー型などの形状があり、デジタルとフィジカルを橋渡しするノベルティとして特に展示会・商談シーンで活用が広がっている。
  • マルチポートUSBハブ・Type-C変換アダプター:リモートワーク・ハイブリッドワーク環境の定着により、自宅や移動先での充電・接続ニーズが高まっている。PCロゴ入りハブは、テック企業やSaaS系企業の採用ノベルティとして人気が高い。

テックアイテムは単価が高めになるが、「廃棄されにくい」「毎日使われる」という観点から費用対効果が高いと評価されており、ハイバリュー顧客向けのギフトや採用内定者向けウェルカムキットへの採用が増えている。

ウェルネス・セルフケアギフトの台頭

2026年トレンドの中でも特筆すべき動きが、ウェルネス・セルフケア系アイテムの急増だ。在宅勤務・ハイブリッドワークの定着と健康意識の高まりを背景に、企業が従業員や顧客へ贈るギフトに「体と心のケア」をテーマにしたアイテムが増えている。

具体的なアイテムとしては、ハンドヘルド型マッサージガン・フォームローラーといった筋膜リリースグッズ、アロマディフューザーやエッセンシャルオイルセット、カモミール・ラベンダーなどのハーブティーキット、睡眠の質向上を目的としたアイマスク・ホワイトノイズマシンなどが挙げられる。これらのアイテムは「ウェルネスギフトボックス」としてセット化されることも多く、高単価ながら受領者の満足度が高い。

4imprintのレポートでは、ウェルネスアイテムは特にミレニアル世代・Gen Z世代への訴求力が高いと指摘されており、従業員エンゲージメント施策として福利厚生と連動させる企業も増えている。

アパレルは全世代でプロモアイテム1位をキープ

サステナブル素材やテックアイテムが注目を集める一方で、アパレルはGen X・ミレニアル・Gen Z全世代にわたって「最も欲しいプロモーション商品」の1位を維持している。4imprintのデータによれば、Tシャツ・パーカー・フリースベストなどのアパレルアイテムは年間を通じて最も需要が安定しており、特にイベントやチームビルディング向けのカスタムプリント需要が旺盛だ。

2026年の傾向として、「着心地とデザイン性の両立」が求められるようになっており、単なるプロモTシャツではなく、日常でも着用できるクオリティのアパレルへの需要が高まっている。スポーツウェア系素材(ポリエステルブレンド、DRI-FIT等)や、oversized・クロップドシルエットなどのトレンドシルエットを採用したアイテムが人気だ。

パーソナライズ・カスタマイズ需要の高まり

4imprintのレポートが強調するもう一つのトレンドが、パーソナライズ・カスタマイズ需要の増大だ。単にロゴを印刷したノベルティではなく、受領者の名前・部署・役職を入れた「One to One」のカスタマイズや、選択型ギフト(複数アイテムから好みのものを選べる仕組み)への移行が加速している。

オンデマンド印刷技術の向上により、小ロット・多品種のカスタマイズが以前よりもコスト効率よく実現できるようになっており、記念品・周年ギフト・VIP顧客向けギフトなどに活用されている。

業界背景:プロモーション市場全体の成長と意識変化

米国プロモーション業界は、PPAIの調査によると2025〜2026年にかけて回復・成長基調を維持している。消費者のブランド体験重視・モノより体験という価値観が広まる中でも、物理的なプロモーション商品は「手に取れる・使い続けられるブランド接点」として根強い需要を保っている。

特に近年の傾向として、「廃棄されるノベルティ」から「長く使われるアイテム」への意識転換が業界全体で進んでいる。企業担当者側も、配布数よりもROI(投資対効果)と受領者満足度を重視する傾向が強まっており、単価を上げてもクオリティを優先する発注が増えている。

また、PPAIのProduct Power 2026調査では、ノベルティの90%以上がブランド好感度の向上に寄与するという結果が出ており、プロモーション商品のROIの高さが改めて実証されている。これはサステナブル素材・テックアイテムのような高単価ノベルティへの投資を正当化する根拠にもなっている。

日本のOEM企業への示唆

4imprintのトレンドレポートが示す動向は、米国市場にとどまらず、グローバルなプロモーション商品のトレンドを先取りする指標として注目に値する。日本のノベルティOEM企業にとっては、rPET・バンブー素材の調達ルート確立、NFCタグ内蔵アイテムの製造ラインへの対応、ウェルネスギフトボックスのセット提案力が今後の競争力を左右する要素となりそうだ。

特にサステナブル素材については、AIを活用したノベルティ企画立案と組み合わせることで、環境配慮とパーソナライズを両立した提案が可能になる。エンドクライアントのCSR・SDGs方針に合わせた素材・デザイン提案が、受注差別化の鍵となるだろう。

引用元

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この記事を書いた人

小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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