MENU

魚雷映蔵が3年前のクリアファイルを地下鉄グッズの購入特典に回す

トップ›業界ニュース›業界ニュース
業界ニュース
2026.09.24
・読了目安 7分

魚雷映蔵が3年前のクリアファイルを地下鉄グッズの購入特典に回す

京都市営地下鉄の烏丸御池駅で配っていたB1ポスター約40枚が、配り始めから約2日で尽きた。実施したのはアニメ制作会社の株式会社魚雷映蔵(本社・東京都墨田区、代表取締役・佐野リヨウタ)。9月18日に始めたポスタープレゼント […]

京都市営地下鉄の烏丸御池駅で配っていたB1ポスター約40枚が、配り始めから約2日で尽きた。実施したのはアニメ制作会社の株式会社魚雷映蔵(本社・東京都墨田区、代表取締役・佐野リヨウタ)。9月18日に始めたポスタープレゼントキャンペーンが20日午前に予定数量へ到達して終了したことと、25日から第2弾の購入特典を始めることを、9月24日に発表した。

第2弾の特典は、この反響を受けて作った新しいノベルティではない。2023年の「地下鉄に乗るっ」10周年クラウドファンディングでリターン品として制作したA4クリアファイルのうち、魚雷映蔵が保管していた分を計約50枚出してくる。販促の特典に3年前の完成品をそのまま充てる組み立てで、購入条件も2,300円以上から1,000円以上へ変わっている。

目次

9月18日に配り始めた約40枚のポスターが20日午前に尽きた

第1弾で配ったのは「MOTTO!地下鉄&バスに乗るっ」のB1ポスターである。魚雷映蔵が2024年に自主制作して京都市交通局へ寄贈したもので、京都市営地下鉄の駅で掲出されている。デザインは2014年公開の「地下鉄に乗るっ」アニメCMの一場面をモチーフにしている。今回配ったのは、そのとき制作した分のうち魚雷映蔵が保管していた約40枚である。

このポスターが「自主制作」である経緯も、9月9日発表の第一報に書かれている。魚雷映蔵は2023年に「地下鉄に乗るっ」10周年クラウドファンディングをMakuakeで実施した。期間は2023年9月13日から11月8日まで、目標金額は100万円で、370名から総額5,643,500円の支援が集まった(金額と人数は魚雷映蔵の発表。Makuakeでは目標金額100万円・All or Nothing型・2023年11月8日終了を確認できる)。ただし同社は600万円到達時のストレッチゴールとして「翌年度の新たなポスター制作」を掲げており、この目標には届かなかった。それでも魚雷映蔵は新たなポスターを自主的に企画・制作し、完成後に京都市交通局へ寄贈している。

配布場所は烏丸御池駅の市バス・地下鉄案内所1か所のみ、時間は7時30分から19時30分。「地下鉄に乗るっ」対象商品を合計2,300円以上購入した人に、お一人様1枚を渡す条件だった。9月18日(金)に始まり、9月19日(土)の営業終了時点で残りは10枚未満。翌20日(日)の午前に全数の配布を終えている。魚雷映蔵はこれを「販売開始から約2日で予定数量に達した」と表現した。

第2弾のA4クリアファイル約50枚は10周年クラウドファンディングのリターン品

9月25日(金)から始まる第2弾は、2023年の10周年企画で作ったA4クリアファイル2種を、計約50枚用意する。太秦萌・松賀咲・小野ミサの3人を描いたデザインが約30枚、十条タケル・小野陵の2人を描いたデザインが約20枚。対象商品を合計1,000円以上購入した人は、在庫のあるデザインから好きな1枚を選べる。お一人様1枚限りで、各デザインとも予定数量に達し次第終了する。

このクリアファイルは、先のクラウドファンディングでリターン品として制作されたものである。太秦萌・松賀咲・小野ミサのデザインは「アニバーサリーグッズコース」等、十条タケル・小野陵のデザインは追加のアニバーサリーグッズコースのリターンに設定されていた。魚雷映蔵はこれを「魚雷映蔵で保管していた分を、第2弾の購入特典として活用します」と書いている。第1弾も第2弾も、配るのは制作年の異なる保管品である。

項目 第1弾 第2弾
配布物 「MOTTO!地下鉄&バスに乗るっ」B1ポスター(1種) A4クリアファイル(2種)
配布物の制作年 2024年(魚雷映蔵が自主制作し京都市交通局へ寄贈) 2023年(10周年クラウドファンディングのリターン品)
予定数量 約40枚 計約50枚(太秦萌・松賀咲・小野ミサ 約30枚/十条タケル・小野陵 約20枚)
購入条件 対象商品を合計2,300円以上 対象商品を合計1,000円以上
受け取り条件 お一人様1枚 お一人様1枚・在庫のあるデザインから選択可
期間 2026年9月18日開始、9月20日午前に配布終了 2026年9月25日開始、予定数量に達し次第終了
場所・時間 烏丸御池駅 市バス・地下鉄案内所/7時30分〜19時30分 同じ(7時30分〜19時30分)

条件の1,000円以上は案内所の商品1点で届く

購入条件の金額が下がった理由について、9月24日のリリースは何も説明していない。配布物がB1ポスターからA4クリアファイルへ変わっているので、同じ特典で条件だけを緩めたわけでもない。金額の意味は、案内所に並ぶ商品の値段と突き合わせれば計算できる。9月9日発表の第一報には、烏丸御池駅の案内所で販売する「地下鉄に乗るっ」関連商品5点が価格付きで載っていた。

  • アクリルスタンド(台座付き) 2,000円
  • クリアファイル(A4サイズ) 600円
  • ポストカード 3枚+表紙 セット 500円
  • ポストカード 4枚+表紙 セット 700円
  • ポスター(B2サイズ) 1,200円

いずれも税込。単品の最高額は2,000円のアクリルスタンドなので、第1弾の2,300円以上には1点では届かず、2点以上の買い合わせが必要だった。第2弾の1,000円以上なら、B2ポスター1,200円かアクリルスタンド2,000円の1点で条件を満たす。600円のクリアファイルと500円のポストカードセットを合わせても1,100円で届く。ただし9月24日のリリースは対象商品の内訳を載せておらず、「販売商品の在庫状況により、対象商品の販売を終了している場合があります」と注記している。第2弾の時点で5点すべてが並んでいるとは限らない。

しきい値を1つ置くか複数の段に刻むかで、設計は変わる。同じ9月25日に京都駅で始まるmojojojoのポップアップは、3,300円以上で紙袋、5,500円以上でさらにランダムチャームという二段の刻みを同一期間に並べていた。魚雷映蔵の組み立ては段を並べるのではなく、しきい値を1つだけ置いて弾ごとに入れ替える形だ。権利が発生する下限をどこに置くかという点では、1点以上の購入でステッカーを配るリラックマとMaison de FLEURの第7弾コラボのように、金額ではなく購入点数で線を引き、最安の1点から権利を出す手もある。

9日間かかった2024年の配布が2026年は約2日で終わった

同じポスターのプレゼントキャンペーンは2024年にも実施されている。開始は2024年9月21日(土)、終了は9月29日(日)で9日間。9月24日のリリースによれば、このときの対象は先着200名だった。

2026年は約40枚を9月18日(金)から配り、9月19日(土)の営業終了時点で残り10枚未満、20日(日)午前に終了している。ただし2024年の「先着200名」は受け取れる人数の上限で、2026年の「約40枚」は予定数量であり、基準が違う。2024年に用意した枚数は9月9日・9月24日のどちらのリリースにも書かれていないため、1日あたりの配布量を2024年と並べて比べることはできない。

開始日の設定については、魚雷映蔵が第一報で理由を書いている。京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2026は9月19日(土)・20日(日)の開催で、京都市交通局が出展して「地下鉄に乗るっ」を掲出し、グッズを販売する予定とされていた。9月20日には魚雷映蔵自身がキャンパスプラザ京都でトークイベントを開く。これらについて魚雷映蔵は「それぞれ独立した企画ですが、同じ時期に京都で『地下鉄に乗るっ』に触れる機会が重なることから、本キャンペーンを京まふ2026開催前日の9月18日から実施します」と説明していた。

表紙データを売り物に載せたサンリオ、完成品を無償特典に回した魚雷映蔵

過去の制作物を再び使う販促は、有償の売り物に載せ替える型と、無償の特典に回す型に分かれる。サンリオのアーカイブを使い、バンダイが1回400円・全6種のガシャポン商品として売り出した「いちご新聞クリアラバーコースター」は前者だ。1975年からの歴代表紙という平面データを新規デザインなしで別の媒体へ移し替えているが、売り物として出すので製造は今回あらためて走っている。使い回しているのはデザイン資産であって、現物ではない。

今回は後者だ。2023年にリターン品として刷り終えたA4クリアファイルの現物を、2026年の購入特典として無償で渡す。制作を終えた現物を充てるため、今回あらたに製造は走らない。出せる枚数は保管してある分で打ち止めになる。内訳は約30枚・約20枚と先に公表され、条件は「各デザインとも予定数量に達し次第終了」。増刷や追加制作についての記載は、9月24日のリリースにも9月9日の第一報にもない。

第1弾の約40枚から第2弾の約30枚・約20枚まで、枚数の表記は一貫して「約」である。理由についてリリースに説明はない。第1弾の告知には「プレゼントするポスターは2024年制作の保管品のため、シワやヨレ等が見られる場合があります」という注記が付いていた。保管品を特典に回すなら、枚数と状態の2点を告知時点で書くかどうかが判断になる。

参照元

製品カタログ・価格表は資料にまとまっています
全製品カタログ+ロット別価格表を無料でダウンロード。
資料を見る
編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、業界動向を編集部がまとめています。
最終更新:2026.09.24
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

目次

まずはお気軽にお問い合わせください

ノベルティの窓口について

会社概要資料はこちら

資料をダウンロード→
事業連携・商品について

お問い合わせ

お問い合わせはこちら→
取り扱い商品のリストはこちら→