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ウマ娘のご当地グッズが47都道府県分、全国発売で集めさせる販促

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2026.09.12
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ウマ娘のご当地グッズが47都道府県分、全国発売で集めさせる販促

ウマ娘の47都道府県ご当地グッズが9/26発売、全国アニメイトで税込1,100円ごとにポストカード特典。ご当地モチーフを土産にせず全国で集めさせる販促の狙いを、販促担当向けに読み解く。

「ウマ娘 プリティーダービー」が47都道府県のご当地モチーフをまとった新商品を、2026年9月26日にアニメイトで発売する。あわせて全国のアニメイトとアニメイト通販で「ウマ娘 プリティーダービー 47都道府県名物いっぱいご当地ダービー in アニメイト」が9月26日から10月25日まで開かれる。ご当地デザインを地元限定の土産物にせず、全国のどこでも買える商品として売り出す構成で、地域モチーフを全国流通に乗せる販促の実例として、販促・イベント担当が読み解ける材料が多い。

目次

9月26日発売のご当地グッズと、1,100円ごとのポストカード特典

今回の企画は、47都道府県モチーフの新商品と、購入額に連動した特典配布を組み合わせている。商品はキャラバッジコレクションが1パック440円、ころっとアクリルフィギュアコレクションが1パック770円。加えてエコバッグ1,920円、Tシャツ3,850円、スポーツタオル2,750円がそろう。バッジとアクリルは1パック単価を抑え、アパレルと雑貨で単価の山をつくる二層の価格帯だ。

特典は購入額に連動する。対象グッズの購入・予約が税込1,100円に達するごとに、全5種のポストカードから1枚がもらえる。絵柄は選べず、いずれか1枚がランダムで渡される。フェアと同時開催のGratte(飲食・有償特典)では、1点ごとに同じ特典が付く。金額しきい値で特典を刻む方式には、来店客の買い足しを促す狙いがあると読める。会期は9月26日から10月25日までの30日間で、全国アニメイトとアニメイト通販が対象になる。

価格と会期を一枚で確認する

項目 内容
キャラバッジコレクション 440円/パック
ころっとアクリルフィギュアコレクション 770円/パック
エコバッグ 1,920円
Tシャツ 3,850円
スポーツタオル 2,750円
発売日 2026年9月26日
フェア会期 2026年9月26日〜10月25日
対象 全国アニメイト/アニメイト通販
特典 税込1,100円ごとにポストカード(全5種・絵柄選択不可、ランダム)1枚

地元でしか買えない土産にするか、全国で集めさせるか

ご当地企画には分かれ道がある。地域モチーフを「その土地でしか買えない」限定品にするか、全国のどこでも買えるようにするかだ。前者は旅先での土産需要を取り込めるが、47地域ぶんの在庫を各エリアへ正しく配る難しさと、売れ残り・欠品の両リスクを抱える。後者は地域性が薄まる代わりに、47デザインを1つの棚に集めて「集める楽しさ」を前面に出せる。

今回は全国アニメイトとアニメイト通販の両方を対象にした。地元モチーフを土産物ではなくコレクション商品として扱う判断だ。アパレルや雑貨は自分の出身地のデザインを選んで買え、担当県の推しキャラを狙う買い方もできる。一方でバッジやアクリルは絵柄を選べないコレクション形式で、そろえる楽しさが前に出る。地域という切り口を、居住地に縛られない購買動機へ変換したところに、この企画の狙いが見える。

ご当地を配らず売る動きは他の販促でも起きている

地域限定モチーフを配布物ではなく販売商品に据える動きは、キャラクター雑貨の外側でも見えている。コンビニのご当地施策を分析したファミマ45周年、ご当地ソックスを600円で「売った」販促の狙いでは、無料で配っていた販促物を有料商品に置き換え、販促費を支出から売上へ転換する構造を扱った。アニメイトのご当地商品も、キャラバッジやアクリルという売れる形に地域性を載せている点で発想が重なる。配るのではなく買ってもらうことで、施策の成果が販売数という数字で残る。

440円・770円の入口商品と、1,100円特典が促す買い足し

価格構成を見ると、440円と770円の低単価品が入口に置かれ、1,920円から3,850円の雑貨・アパレルが客単価を引き上げる役を担う。低単価品はコレクション対象になりやすく、1点あたりの心理的ハードルが低い。ここに1,100円ごとのポストカード特典が重なる。440円のバッジなら3パックで1,100円を超え、440円のバッジと770円のアクリルを1点ずつ買えば1,210円で特典1枚に届く。特典目当ての買い足しが起きやすい価格の刻み方だ。

単価を据え置いたまま購入点数で売上を積む発想は、量販型のキャラクター施策と共通する。低単価の日用品を多品番でそろえた事例を追ったリラックマが日用品25種に、アベイルが低単価で客単価を積むでは、千円前後の品を数多く並べて「あと1点」を誘う手法を整理した。アニメイトの47デザインも、種類数そのものが買い足しの理由になりうる。品番の多さは在庫管理の負担になる一方で、収集動機を生む資産にもなる、という両面性がここに出ている。

先着で来店を集めるか、金額しきい値で客単価を狙うか

ポストカードを1,100円ごとに刻む方式は、特典の枚数で購入額を段階的に押し上げる狙いがあると読める。1枚で満足する客もいれば、5枚受け取ろうと5,500円ぶん買う客もいる。ただし絵柄は選べずランダムのため、5,500円買っても全5種がそろうとは限らない。特典を「先着◯名」で切るのか「金額ごと」で刻むのかは、来店集中を狙うか客単価を狙うかの選択で、今回は後者に寄せている。

全国向けのご当地企画で、先に決めたい3つのこと

自社で全国向けのノベルティや販促品を企画する立場から見ると、この事例は3つの判断材料をくれる。第一に、地域モチーフは必ずしも地域限定にしなくてよい。全国流通に載せて収集需要を前面に出せば、地域ごとに品ぞろえを変える手間を減らしつつ話題の総量を稼ぎやすい。第二に、47という数字自体が販促の推進力になりうる。品番の多さは在庫リスクだが、そろえたくなる動機に転じれば購入点数を押し上げる。第三に、金額しきい値の特典は客単価を意図して動かす道具になる。

逆に、地元でしか買えない希少性で土産需要を取りにいくなら、限定流通と地域配分の精度が生命線になる。全国で買えることと、その土地でしか買えないこと。どちらを取るかで、必要な在庫の組み方も訴求コピーも変わる。全国展開を選ぶなら「47種を集める」体験を、限定を選ぶなら「ここでしか」の希少性を、コピーと売り場の両方で一貫させたい。

自社に落とすときの確認手順

  • 地域モチーフを全国販売にするか限定流通にするかを、在庫を配る実力から先に決める
  • 低単価の入口商品と客単価を上げる商品を、価格帯で二層に分けて用意する
  • 特典は先着で来店を集めるか、金額しきい値で客単価を積むかを目的から選ぶ
  • 種類数を売り場と告知で見せ、集めたくなる動機そのものを訴求の軸に据える

会期と対象を押さえ、自社版のたたき台にする一手

アニメイトのフェアは2026年9月26日から10月25日まで、全国のアニメイトとアニメイト通販で開かれる。商品もフェアも同日スタートで、発売初動と特典期間を重ねている。地域を切り口にした全国企画を検討している販促担当は、まず自社商材で「全国で集めさせる」か「その土地で売る」かを紙の上で一つ決めるところから始めるとよい。会期・価格・特典条件が一枚で読める今回の企画は、そのまま自社版のたたき台として写し取れる。

参照元

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編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、業界動向を編集部がまとめています。
最終更新:2026.09.12
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この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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