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ココイチのVIVANT抽選、コラボ1皿と応募ラインの差は20円

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2026.09.25
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ココイチのVIVANT抽選、コラボ1皿と応募ラインの差は20円

株式会社壱番屋(愛知県一宮市、代表取締役社長 葛原守)が2026年9月25日に発表した、カレーハウスCoCo壱番屋とTBS系日曜劇場『VIVANT』のコラボキャンペーン。10月1日(木)から全国の店舗で始まり、注文合計が […]

株式会社壱番屋(愛知県一宮市、代表取締役社長 葛原守)が2026年9月25日に発表した、カレーハウスCoCo壱番屋とTBS系日曜劇場『VIVANT』のコラボキャンペーン。10月1日(木)から全国の店舗で始まり、注文合計が税込1,300円以上のレシート1枚を1口として、抽選で合計250名に限定アイテムを届ける。公表価格でコラボのスープカレーは税込1,320円。応募ラインとの差は20円しかない。ただし公式サイトには地域別価格の注記もあるので、「どの店舗でも1皿で届く」とまでは読めない。

目次

応募ライン1,300円とコラボ1皿1,320円、差は20円しかない

『VIVANT』第2シーズンの舞台の一つがタイで、コラボメニューもそこから組まれた。発表文と公式の商品ページで価格を突き合わせると2品ある。トムヤムクンスープカレーが1,200円(税込1,320円)、もちっと揚げあんぱんが455円(税込500円)。公式サイトは「税抜き価格は参考価格です」と注記する。応募条件の1,300円も税込で示されており、両者は同じ物差しに乗る。2品そろえれば税込1,820円だが、そこまで積まなくてもスープカレー1皿で20円だけ上回る計算になる。

地域別価格の注記があるので「1皿で必ず届く」とは書けない

商品ページの下部まで開くと、この前提が揺らぐ。壱番屋は「地域別価格について」として、2024年3月1日現在、東京都・神奈川県・大阪府とMaker’s Pier店を除く店舗では、ポークベースのカレーメニューがサイト表示価格より21円下がると案内している(例としてポークカレー570円、ロースカツカレー907円)。スープカレーがこの「ポークベース」に含まれるかは、公表資料からは判断できない。ただし仮に21円下がるなら、税抜1,200円から引いても税込1,320円から引いても、税込1,300円を下回る計算になる。商品ページ自身も「一部店舗では、取り扱いメニュー・価格が異なります」と添える。20円という差は、店舗差に耐えられる幅ではない。

通常メニューを2皿積んでも1,300円には届かない

逆側からも見ておく。上の案内が示すポークカレー570円で計算すると、2皿でも1,140円。この570円を税抜と読んで税込に換算しても1,254円で、どちらの読み方でも1,300円には届かない。通常メニュー1品なら、トッピングやサイドを足さないとラインに乗らない。結果として、コラボを選んだ客はほぼ自動で条件に乗り、通常メニューで来た客は追加注文が必要になる。同じ1本のラインが、客層によって別々に働く。

カード12種とステッカーは会計をどこまで伸ばすか

カードはスープカレー1食につき1枚、全12種からランダムで、商品ページには「シークレット含む」と追記がある。種類は選べず各店なくなり次第終了だ。ポテトに14種のランダムカードを付けたファーストキッチンの企画と同じランダム配布だが、1枚あたりの購入額が税込1,320円と高い。12種そろえるには最低12食、公表価格で計算して税込15,840円かかる。あんぱんは1個につきドラムのステッカー1枚で、専用袋に入れて提供される。金額を合算させて特典に届かせる形は鯛焼とグッズを合算させた鳴門鯛焼本舗の企画でも扱ったが、今回は合算しなくても主力1品でラインの手前まで来る点が違う。

公式サイトを開いて初めて分かる条件はどれか

発表文と特設サイト、2品の商品ページを開いて条件を1件ずつ照合した。差は一方通行ではない。賞品の仕様は発表文が、応募条件と例外は特設サイトが詳しい。

レシートは1枚で1口、合算も使い回しもできない

特設サイトのQ&Aは、1回の応募でアップロードできる画像は1枚だけで、複数レシートの合算はできないと答えている。条件を満たした1枚で応募できるのも1回まで。税込3,000円以上のレシート1枚でVIVANTアートランチョンマットとテントロゴラウンドタオルに同時応募することはできない、と具体例まで挙げて、金額を積んで複数の賞品を同時に狙う道を封じている。

応募は何回でも、当選は1人1回まで

発表文には「期間中、お一人様何口でもご応募いただけます」とある。特設サイトのQ&Aはここに一段の条件を足しており、応募は何回でもできるが当選はお1人様1回まで、応募済みのレシートは対象外と書かれている。口数を積んでも受け取れる賞品は1つ。発表文だけで社内資料を作ると「積むほど当たる本数が増える」という誤解が残る。

条件 発表文(PR TIMES) 公式特設サイト・商品ページ
メニューの販売終了 実施期間は10月1日〜11月11日 販売は最長11月30日(月)まで、と別に明記
限定カードの種類 全12種からランダムで1枚 「シークレット含む」と追記
店舗による価格差 1,200円(税込1,320円)と1本で表記 地域別価格の注記あり。取り扱い・価格が異なる店舗もある
レシートの合算 レシート1枚につき1口 1回の応募に画像1枚のみ、合算は不可
1枚の使い回し レシート1枚につき1口 1枚につき応募は1回。3,000円でも2賞品への同時応募は不可
当選回数 お一人様何口でも応募可 応募は何回でも、当選はお1人様1回まで
株主優待券・お食事券 — コラボメニューの会計に利用可
賞品の発送 — 2026年12月以降を予定
賞品3種の仕様 2種セット・直径約1,450mm・専用ケース入りまで記載 名称と「金メッキ」まで

表の「—」は、今回読んだ発表文の本文中に該当の案内を見つけられなかったことを示す。発表文だけで社内説明を組むと、当選回数と合算の2点でつまずきやすい。

賞品3種の仕様は発表文のほうが詳しい

当選内訳はVIVANTアートランチョンマットが100名、テントロゴ ラウンドタオルが50名、別班ロゴ ゴールドスプーンが100名で合計250名。特設サイトのQ&Aは名称と「金メッキ」までだが、発表文はマットがデザインの異なる2種セット、タオルが直径約1,450mmの大判、スプーンは柄に「別班」マークを刻印した専用ケース入りと仕様まで書く。

当選確率2倍の合言葉は応募画面で入れる

特設サイトは暗号文の位置を「店頭のメニューの裏面」と明示する。載るのは協力者が残していった1枚のレシート画像で、メニュー名・辛さ・ライス量・レシート番号が暗号になる。解いた合言葉を応募時に入力すると当選確率が2倍。両方の資料が、合言葉なしでも応募はできると注記する。ヒントは公式X(@curryichibanya)に、伝説のハッカー「ブルーウォーカー」からのものとして投稿される。当選が1人1回までなので、この2倍は当たる個数ではなく、1つを引き当てる確率に効く。

対象外は13店舗、注文経路には2種類の制限がある

店名から読める13店舗の顔ぶれ

対象外は発表文とQ&Aの両方に同じ13店舗が並ぶ。京橋エドグラン店、EXPASA足柄下り店、名古屋JRゲートタワー店、吹上ホール店、愛知医科大学店、Maker’s Pier店、セントレア店、KITTE大阪店、中山・東京・中京・京都・小倉の各競馬場店。店名から読み取れる限りでは競馬場内が5店舗で、残りは空港・高速道路のサービスエリア・駅ビル・展示会場・大学構内・都心の商業施設が占める。全国一斉の施策なら、こうした特殊立地を巻き込むか外すかを企画段階で決めておきたい。

特典の対象外と応募の対象外は範囲が違う

混同しやすいのがここだ。発表文はカードとステッカーについて、モバイルオーダーのテイクアウト注文・宅配・配達代行が対象外と書く。特設サイトと商品ページはさらに踏み込み、コラボメニュー自体がこの3経路では注文できないとする。一方でレシート応募は全メニューが対象で、除外に挙がるのは配達代行だけだ。配達代行は両方に入るが、宅配とモバイルオーダーのテイクアウトは応募側の除外には入らない。コラボメニューが買えないだけで、他メニューのレシートなら応募できる。特設サイトには「お持ち帰りできます。」の一文もあり、外れているのはモバイルオーダー経由のテイクアウトだ。持ち帰りは店内価格に54円(税込)が加わるので、公表価格なら税込1,374円とラインからの余裕が増える。

自社の販促に移すなら、まず自社の価格差を確認する

応募ラインは価格差より大きいマージンを取って引く

金額をそのまま自社に当てはめる必要はないが、順番は持ち帰れる。先に「今期どうしても売りたい1品」の税込価格を確かめ、そのわずかに下に応募ラインを引く。ただし今回のように地域別価格や店舗別価格を抱える商売では、20円の余裕は店舗差に飲まれる。自社の価格差の幅を先に洗い出し、それより大きい差を取ってラインを決める。ここを詰めておかないと、同じ告知で「1皿で応募できる店」と「できない店」が並び、店頭の説明が食い違う。

住所とアンケートも集める応募フォーム、データは誰が使うか

特設サイトの応募手順はマイページの作成から始まる。レシート画像、アンケート、合言葉、希望する限定アイテムの選択、送付先住所と続き、2回目からはログインだけで応募できる。個人情報は、抽選と賞品発送に加えて商品開発目的にも利用すると明記がある。レシート応募が、購買実態とアンケートを同時に集める入口として置かれているわけだ。1個ごとに抽選が走るローソンのグミ企画のような即時抽選型とは、手元に残るデータの性質が違う。賞品原価と並べて「集めた情報を誰がどこまで使うか」を先に決めておきたい。

会期と価格、当選数をまとめて確認する

日程は4段階で切れる

項目 日付
実施期間・レシート有効期間 2026年10月1日(木)〜11月11日(水)23:59
応募期間 2026年10月1日〜11月18日(水)23:59
メニュー販売 最長2026年11月30日(月)まで。各店なくなり次第終了
賞品発送 2026年12月以降を予定

価格と当選数、支払いに使える券

項目 内容
対象店舗 全国のCoCo壱番屋(13店舗を除く/2026年9月25日現在)
トムヤムクンスープカレー 1,200円(税込1,320円)。ライス200g・辛さ普通の価格。テイクアウトは+54円(税込)。地域別価格の注記があり、店舗により異なる場合がある
もちっと揚げあんぱん 455円(税込500円)
深夜料金 22時〜翌5時の注文に7%を加算
応募条件 注文合計 税込1,300円以上のレシート1枚で1口。全メニュー対象、配達代行は対象外
当選 合計250名・3種。当選はお1人様1回まで
支払い コラボメニューの会計に株主優待券・お食事券が利用可

10月1日から11月11日までの42日間、店頭には「公表価格なら1皿でラインの手前まで来る主力」「税込500円の追加特典」「解けば確率が2倍になる暗号」の3層が並ぶ。似た施策を検討しているなら、次の1歩は数字を2つ並べることだ。売りたい1品の税込価格と、自社の店舗間・地域間の価格差の幅。この2つを並べて、価格差を吸収できる位置に応募ラインの候補を置き、直近3か月のレシートで「何%の会計が追加注文なしに条件を満たすか」を数えれば、高すぎるか低すぎるかはその場で分かる。

本記事で条件を確認した一次資料は次の4本。

製品カタログ・価格表は資料にまとまっています
全製品カタログ+ロット別価格表を無料でダウンロード。
資料を見る
編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、業界動向を編集部がまとめています。
最終更新:2026.09.25
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この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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