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Lチキ1個で対象ドリンクが無料になるローソンのその場発券クロスセル

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2026.08.17
・読了目安 4分

Lチキ1個で対象ドリンクが無料になるローソンのその場発券クロスセル

ローソンが2026年8月11日から、ホットスナックの「Lチキ」を1個買うと対象ドリンク1本の無料引換券がレシートに出る施策を全国で始めた。狙いはホットスナック単品で帰る客を、その場で飲料の追加購買へ振り向けることにある。 […]

ローソンが2026年8月11日から、ホットスナックの「Lチキ」を1個買うと対象ドリンク1本の無料引換券がレシートに出る施策を全国で始めた。狙いはホットスナック単品で帰る客を、その場で飲料の追加購買へ振り向けることにある。値引きではなく「買ったら次が付いてくる」動線をレジで即座に作る組み方は、猛暑期に客単価を積み上げたい販促担当にとって分解する価値がある。

目次

Lチキ248円が生む「もう1本」の即時導線

対象はLチキ レギュラー(税込248円)とLチキ レッド(税込259円)。1個の購入ごとに無料券が1枚レシートに印字され、しかも「その場での交換も可能」に設計されている。ここが肝で、客はレジを離れる前に飲料を1本手に取れる。後日来店を条件にした引換券だと発券から利用までに離脱が生じるが、その場交換なら購買意思が最も高い瞬間を逃さない。ホットスナックは温かいうちに飲み物が欲しくなる商材で、猛暑ならなおさら冷たい飲料への需要が立つ。商品特性と客の生理をレジ動線に重ねている。

無料になる飲料5品は「単価より回転」で選ばれている

引換対象はコカ・コーラ ゼロ 500ml、綾鷹 650ml、綾鷹 濃い緑茶 650ml、ジョージア 香るブラック 400ml、ジョージア 香る微糖 370mlの5品。清涼飲料・お茶・缶コーヒーとカテゴリを散らし、コカ・コーラ社の主力を横断的に並べている。無料原資はメーカーと小売が負担する前提の販促で、単品の粗利を削る代わりに来店頻度とブランド接触を取りにいく構図だ。担当者が学べるのは、無料化する商品を「高単価の目玉」ではなく「回転が速く在庫と相性のいい定番」に寄せた点。フックの飲料が欠品すれば体験そのものが崩れるため、供給の安定を優先した品揃えになっている。1本無料の負担が重い高単価品を並べると、原資の総額が読めず販促全体が赤字に振れやすい。500mlや缶コーヒーなど原価の見当がつく品で揃えたことで、想定発券枚数に単価を掛ければ販促費の上限をあらかじめ握れる。無料化の対象選びは、客への訴求力だけでなく自社の原資管理と表裏一体だと分かる。

発券8月17日まで・利用8月24日までのズレが在庫を守る

項目 内容
フック商品 Lチキ レギュラー248円/レッド259円(税込)
発券期間 2026年8月11日(火)0:00〜8月17日(月)23:59
利用期間 8月11日(火)〜8月24日(月)23:59
対象飲料 コカ・コーラ ゼロ他 全5品から1本
対象店舗 全国のローソン

※価格・期間はコンビニチェックの掲載情報に基づく。

発券期間より利用期間を1週間長く取っている点は見落とされがちだが実務的な工夫だ。発券を8月17日で締めておけば、その後の飲料の引き当て総数がおおむね読める。利用だけ8月24日まで延ばすことで、その場交換しなかった客の後日来店を促しつつ、需要のピークを分散して欠品リスクを抑えられる。無料券施策で在庫が読めず品切れを起こすと不満に直結するため、発券と利用の窓をずらす時間設計は自社の景品・引換施策にそのまま応用できる。加えて利用期限を8月24日に置いたことで、盆明けの来店が落ちる時期に再来店の理由を1つ残せる。フック商品の販促期間と、無料券を回収する期間を別々に管理する発想は、キャンペーンの効果測定を精緻にする面でも効く。

「その場発券」を自社の販促に落とすときの分解ポイント

この施策の再現には、動線・原資・在庫の3点を分けて考えると設計しやすい。レシート即時発券はローソンのPOS基盤があって成立するが、紙のスタンプカードや店頭手渡し券でも「買った直後にもう1点」の構造は作れる。

  • フック商品は温度帯や利用シーンで飲料と自然につながる品を選ぶ(Lチキ×冷たい飲料の関係を自社商品で探す)
  • 無料・割引にする側は高単価より回転重視で、欠品しにくい定番に寄せる
  • 発券と利用の期限をずらし、引き当て総数を先に確定させてから在庫を手当てする
  • その場交換を許すか後日来店に限るかで、客単価向上と再来店促進のどちらを取るか決める

同じローソンは7月28日にも、おにぎり2個で麦茶の無料券がレシートに出る即時併売の施策を走らせており、レシート発券クロスセルを主力商品で反復している。系列のローソン100でも、飲料メーカーが同じ棚で無料引換券を併売する型が確立している。デジタルギフトを使えばその場で価値を即時還元する手も取れる。

値引きせず、隣の一品で単価を積む

Lチキ施策の肝は、価格を下げることではなく、買った直後に「隣の一品」への動線を差し込んで客単価を積む発想にある。ホットスナックと飲料のように手が伸びる相性の良い2品目を組み、無料化する側には在庫が切れにくい品を充てる。8月24日の利用期限まで、ローソンがどの飲料をどれだけ動かすかが、猛暑期クロスセルの実地例になる。

その場発券が効くのは、値引きに頼らずとも隣の一品へ自然に手が伸びる組み合わせを引けているときに限られる。

参照元

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編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、業界動向を編集部がまとめています。
最終更新:2026.08.17
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この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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