スマートフォンゲーム『リバースブルー×リバースエンド』(通称リバブル)のリリース2周年を記念したPOP UP SHOPが、2026年9月25日から10月29日まで渋谷のSHIBUYA TSUTAYA 6階IP書店で開かれる。運営は株式会社ClaN Entertainment。35日間という長い会期を前後に分け、購入特典のポストカードを第1弾と第2弾で入れ替える点が、この催事の目立った特徴だ。一度来た客をもう一度呼ぶ工夫として、販促やイベント運営に携わる担当者が下敷きにしやすい形になっている。
会期を前後に分けて特典を入れ替える
特典の条件はシンプルで、1会計2,200円(税込)以上の購入ごとにポストカードを1枚もらえる。ここに時期の区切りが加わる。第1弾は9月25日から10月10日まで、第2弾は10月11日から10月29日までで、配布するポストカードの絵柄がこの境目で切り替わる。数量には限りがあり、無くなり次第終了となる。
2,200円という金額の置き方も見ておきたい。ラインナップの主力である等身アクリルスタンドが1点2,200円なので、看板商品を1つ買えば特典が1枚付く水準にそろえてある。トレーディングアクリルキーホルダー(各880円・全12種)やトレーディング缶バッジ(各550円・全7種)といったランダム商品を数点まとめれば、こちらも自然と2,200円を超えていく。閾値の設定が、まとめ買いと特典配布をかみ合わせている。
なぜ「入れ替え」が再来店につながるのか
会期を分けて特典を変える手法は、消化と再訪の両立をねらったものと読める。会期の長いポップアップでは、序盤に来る熱心なファンと、後半に情報を見て動く層で来店のタイミングがずれる。特典を通期で同一にすると、序盤客には後半に来る動機が薄い。前後で絵柄を替えれば、第1弾を手にした人が「もう一種類も」と第2弾に足を運ぶ理由になり、後半の集客が落ちにくくなる。
追加の負担は、ポストカードを2種類刷る手間やデザイン費が中心で、会場も什器もそのまま使える。第2弾を目当てに再来店した客がその場でグッズを追加購入すれば、差し替え分のコストは回収に向かう。金額の刻みで来店ごとの購入額を押し上げる発想は、3000円ごとの購入で特典を配った「光が死んだ夏」5周年ポップアップとも通じる。特典条件を購入額に連動させる点が共通している。
550円から5,000円まで、60種の品ぞろえ
会場に並ぶ商品は60種を超え、価格帯は550円から5,000円まで幅広い。低単価のトレーディング品から、デスクマットやアクリルパネル(各4,400円)、運命屋ラーメンどんぶり(5,000円)といった高単価の変わり種までそろう。入口の550円で手を伸ばしやすくし、ランダム商品でコレクション欲を刺激しつつ、記念グッズで客単価を引き上げる並べ方だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会期 | 2026年9月25日〜10月29日(10:00〜21:00) |
| 会場 | SHIBUYA TSUTAYA 6階 IP書店 |
| 特典条件 | 1会計2,200円(税込)ごとにポストカード1枚 |
| 第1弾 | 9月25日〜10月10日 |
| 第2弾 | 10月11日〜10月29日(絵柄を入れ替え) |
| 商品 | 60種以上/550円〜5,000円 |
IP書店フロアに置いた回遊の狙い
会場がSHIBUYA TSUTAYAの「IP書店」フロアに置かれた点も見ておきたい。マンガやIP関連の書籍・グッズを扱う階にポップアップを構えれば、書棚を見に来た客がそのまま催事へ、催事目当ての客が書棚へと回遊しやすい。単独の催事スペースを借りるより、既存の来店動線に相乗りできるぶん初速を取りやすい立地だ。
会期を前後で分ける配布は、両方の絵柄をそろえたいファンの再訪や、ランダム商品のコンプを狙う交換といった動きを誘いやすい。特典と品ぞろえが、来店そのものをイベント化する組み立てになっている。
自社の催事に置き換えるなら
第一に、会期の長いイベントでは特典を通期で固定せず、時期で刻むと後半の集客を守りやすい。差し替えるのは印刷物1点でも手応えは出る。第二に、特典の金額閾値を主力商品1点の価格に合わせると、まとめ買いと配布がかみ合う。第三に、既存の集客施設に相乗りできる立地を選べば、専用スペースを構えるより回遊を得やすい。
購入点数と金額の両輪を動かす具体例は俺ガイル15周年POP UPが購入点数と金額の両方を動かした事例が、複数段の先着特典で一度の来店に束買いを重ねる型は2段の先着特典で1来店に2つの束買いを積んだローソン×ブルーロックが詳しい。自社のノベルティ企画を組む際の引き出しになる。
まとめ
リバブル2周年のポップアップは、長い会期を前後に分けて特典を入れ替える、再来店をねらった素直な組み立てが核にある。イベント物販を検討するなら、まず「一度で終わらせない仕掛けを、どれだけ低コストで足せるか」から逆算したい。特典の絵柄を2種類用意する、金額の刻みを主力価格にそろえる、来店動線のある場所を選ぶ——この3点だけでも、来場者一人あたりの来店回数と購入額は動かせる余地がある。
参照元
『リバースブルー×リバースエンド』リリース2周年記念POP UP SHOP(PR TIMES/株式会社ClaN Entertainment)
最終更新:2026.09.19
