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全36種の箔押しカードで銀だこが3か月客を通わせる第2弾コラボ

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2026.08.12
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全36種の箔押しカードで銀だこが3か月客を通わせる第2弾コラボ

築地銀だこ×HUNTER×HUNTER第2弾は全36種の箔押しカードを1舟1枚で配布。3か月・3段階の弾展開でリピートを設計する仕組みを、販促担当の視点で分解する。

築地銀だことアニメ「HUNTER×HUNTER」の第2弾コラボが、2026年8月18日(火)から11月17日(火)まで、約3か月にわたって全国の店舗で走る。目玉は、コラボたこ焼を買うと1舟につき1枚もらえる、全36種の箔押しコラボカードだ。1回の来店では絶対に集まらない枚数を、3か月という長い会期に重ねる。飲食コラボの特典設計として、この「揃えきれなさ」の作り方を、販促・イベント担当の視点で分解してみたい。

目次

36種・箔押し・シークレット入りで「1回では終われない」在庫にする

今回のカードは全36種。表面は豪華な箔押し仕上げで、レアカードやシークレットカードも紛れ込む。デザインは描き下ろしのミニキャラ、等身キャラ、名場面の3タイプに分かれ、描き起こしのオリジナルミニキャラだけで30体が用意されている。

ここで効いているのが「1舟=ランダム1枚」という配布方式だ。狙ったキャラを指名買いできないため、36種のうち何が出るかは開けるまで分からない。全部を並べたい人ほど来店回数が積み上がる。単価の安いたこ焼にランダム封入を組み合わせると、1回あたりの購入ハードルは低いのに、コンプリートまでの総来店数は跳ね上がる。特典を「1個」ではなく「1セット(36種)」として設計した時点で、リピートの土台ができている。

シークレットとレアの存在は、単なる交換ではなく引き当ての面白さを足す。二次流通やSNSでの交換文化まで見込むなら、レア度の階層化は特典の話題寿命を延ばす仕掛けになる。

たこ焼3種を第1弾→第3弾で小出しにし、来店の理由を切らさない

コラボたこ焼は全3種で、会期中に第1弾から第3弾へと順番に登場する。クラピカや幻影旅団をモチーフにした味を、最初から全部出さずに時期をずらして投入する構成だ。

3か月を1本のキャンペーンで押し切ると、開始2週間の初速で熱が抜けやすい。味とカードを段階的に切り替えれば、「次の弾が出たからまた行く」という再訪の口実を人工的に作れる。カードのコンプ目的で通う層に、フレーバー更新という別軸の来店理由を重ねる二層構造になっている。

これは購入と会員導線を1回で束ねた小売の先着施策とも比較すると分かりやすい。ドラッグストアのちいかわ×マツキヨココカラの先着マルチケース施策が「税込1,000円以上」という1回きりの閾値で瞬発力を狙ったのに対し、銀だこは低単価×多数回で来店の総量を伸ばす。同じコラボ特典でも、瞬発型と継続型で設計思想がはっきり分かれる。

「購入必須・1舟1枚」の総付特典は自社でも組みやすい

今回の配布条件はシンプルで、コラボたこ焼(8個入り)を1舟買うとカードが1枚付く。抽選でも、来店だけでもなく、対象商品の購入に紐づく総付(そうづけ)タイプの特典だ。

この形は販促担当が自社に移植しやすい。来店ノベルティのように「買わなくてももらえる」設計だと配布コストが読みにくいが、購入必須にすれば1個あたりの特典原価を売上と連動させられる。8個入りという単位に紐づけることで、単品ばら売りより1回あたりの客単価も底上げされる。

あわせて、だんらんパック(24個入り)には限定デザインのクリアファイルが付く。少人数向けの8個入りと、家族・シェア向けの24個入りで特典を出し分け、購入口数の大きい客には別のアイテムを当てる。1種類の特典を全員に配るのではなく、購入額の帯ごとに特典を変える発想は、口数の設計を考えるうえで実務のヒントになる。

水見式カード・クリアファイルで特典を階層化し、客単価を伸ばす

特典はカード1枚では終わらない。10月以降に登場するスペシャルドリンクセットには、オリジナルの紙コップ、限定イラストのステッカー、そして水に浸すと念の系統が浮き出る「水見式カード」が付く。原作の設定を体験に落とし込んだ、いわゆる仕掛けもののノベルティだ。

たこ焼のカード、パックのクリアファイル、ドリンクの水見式カード。同じコラボの中で特典を3系統に分け、どれを狙うかで買う商品が変わる。1人の来店客が「今日はカード、次はドリンクセット」と買い回る余地を作れば、1会期あたりの購入点数が自然に増える。特典を1点豪華主義にせず、価格帯ごとに散らすほうが、客単価と再訪の両方に効く。

リピートを軸に据える点では、来店ごとに小さな特典を積む美容業態の考え方とも通じる。美容サロンのノベルティでリピート率を上げる企画でも、1回の大盤振る舞いより、次回来店の理由を残す小刻みな設計が効くと整理している。銀だこの3系統特典は、飲食版の同じ考え方だ。

コンプ設計を自社で回すなら、景品表示法の枠を先に確認する

「全36種を集めさせる」施策を自社で企画するときに、最初に押さえたいのが景品表示法だ。購入者全員に付く総付景品は取引価額に応じた上限が定められており、有料の抽選やコンプ要素を絡めると懸賞のルールが重なる。特典の原価と対象商品の価格の関係を詰めずに走らせると、後から景品規制に触れるリスクがある。

規制の考え方は業種で細かく変わるため、企画段階での確認が欠かせない。景品の上限や表示のルールは銀行ノベルティの景品規約を整理した記事でも触れているとおり、「いくらの買い物に、いくらまでの景品を付けられるか」を先に線引きしてから特典を決めるのが安全だ。銀だこのように低単価商品へ少額のカードを1枚付ける形は、この枠に収めやすい設計でもある。

3か月・36種から読み取れる、飲食コラボ特典の勘所

銀だこ×HUNTER×HUNTER第2弾は、8月18日から11月17日までの約3か月に、全36種の箔押しカード、3段階のたこ焼、階層化した特典を敷き詰めた。ランダム1枚のコンプ設計で来店回数を積み、フレーバーの弾切り替えで再訪理由を更新し、価格帯ごとに特典を分けて客単価を押し上げる。低単価の商品に安価な特典を購入必須で紐づける組み方は、予算規模の小さい自社販促でも真似しやすい。人気IPが取れなくても、「揃えたくなる単位」と「集めきれない会期」をどう組むかは、そのまま自社のコラボ企画に置き換えられる。

参照元

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編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、業界動向を編集部がまとめています。
最終更新:2026.08.12
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この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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