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キリン本搾りが第2弾、レシート応募の景品を海鮮ギフトに切り替え

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2026.07.29
・読了目安 5分

キリン本搾りが第2弾、レシート応募の景品を海鮮ギフトに切り替え

キリン本搾りが7月29日にレシート応募キャンペーン第2弾を開始。フルーツから海鮮への景品差し替え、シール枚数で3コース、汎用ポイントの選べる化という通期設計を販促担当目線で読み解く。

キリンビールの「本搾り™チューハイ」が、レシート応募でポイントやグルメギフトが当たるキャンペーンの第2弾を2026年7月29日に開始した。対象は本搾り全商品(350ml缶・500ml缶)で、応募締切は9月30日。第1弾はフルーツギフト、第2弾は海鮮ギフト、10月からの第3弾は肉ギフトと、景品を季節ごとに入れ替えながら5月から12月まで走らせる通期設計になっている。酒類のメーカー施策ではあるが、レシート応募とポイント付与を1つの導線に束ねた設計は、食品・日用品の販促を預かる担当者がそのまま自社に移せる要素を多く含んでいる。

目次

本搾りが7月29日に切り替えたのは景品のフルーツから海鮮への差し替えだけ

第2弾で変わったのは、当たる中身の一部と応募期間だけだ。応募の仕組み自体は第1弾から据え置かれている。買った本搾りのレシートをLINE経由で写真アップロードすると、対象商品1本につきシールが1枚たまり、たまったシール枚数で応募コースを選んで即時抽選に進む。20歳以上・国内在住・日本認証のLINEアカウントという条件も共通のままだ。

キャンペーン全体のレシート有効期間は5月19日から11月30日までと長く、その期間の中に応募窓口を三度開ける。第1弾が5月19日〜7月27日(フルーツ)、第2弾が7月29日〜9月30日(海鮮)、第3弾が10月2日〜12月8日(肉)。仕組みを作り替えずに景品と締切だけを差し替えるため、運用側の追加コストを抑えながら「今月は海鮮が当たる」という新しい理由を毎回作れる。

300ポイントから海鮮ギフトまで、シール枚数で3コースに分けて全層を拾う

応募コースは購入本数に対応して3段に分かれている。少量購入でも手ぶらで帰さず、まとめ買い層には大きな景品で報いる設計だ。当選人数まで公開されているため、応募者から見た当たりやすさの目安が立つ。

コース 必要シール(=購入本数) 景品 各弾の当選人数
ライト 1シール デジタルポイント300ポイント 4,500名
ミドル 3シール デジタルポイント1,000ポイント 2,000名
まとめ買い 12シール 旬のグルメギフト(第2弾は海鮮) 100名

注目したいのは、当選総数の重心が「1シール4,500名」という最下段に置かれている点だ。缶1本のレシートでも高い確率で何かが当たる体験を先に渡し、そこからまとめ買いのコースへ引き上げる。景品原資を一部の高額当選者に集中させず、当選体験の数を広く配ることを優先した配分になっている。

PayPay・楽天・dポイント・Vポイントを選ばせて応募の心理的ハードルを下げる

下2段のデジタルポイントは、PayPayポイント・楽天ポイント・dポイント・Vポイントの4種類から当選者が自分で選べる。特定の共通ポイントに縛らないことで、「自分が普段使っている経済圏のポイントがもらえる」状態を作り、応募をためらう理由を1つ消している。

自社ポイントやハウス電子マネーで還元する施策は囲い込みには効くが、その経済圏を使わない層には響きにくい。本搾りは酒類という購入者の幅が広い商材のため、あえて汎用ポイントを横並びで選ばせる方を取った。景品を「選べる化」する対象を、高額グルメギフトだけでなく少額のポイント還元にまで広げているのが、この施策の細かいが効く部分だ。

フルーツ→海鮮→肉と季節で景品を回す通期設計が、単発懸賞より継続購入に効く

単発のレシート懸賞は、応募が終われば購入理由も消える。本搾りの第2弾がやっているのは、同じ仕組みのまま景品テーマを夏の海鮮、秋冬の肉へと切り替えることで、購入者に「次は何が当たるか」を追い続けさせる設計だ。第1弾でフルーツを狙って外した人に、第2弾の海鮮という新しい動機を渡せる。

会員接点の面でも継続は効く。LINE経由の応募を挟むことで、一度応募した人とのつながりが弾をまたいで残り、次の弾の告知を届けやすくなる。応募をそのまま会員基盤に変える発想は、他業種の販促でも広がっている。ノベルティ・販促の現場でも、応募者をそのまま会員化するキャンペーン基盤や、抽選の裏側で会員を増やすPOP UPの仕組みが動いており、本搾りの通期設計は同じ流れの酒類版と読める。

自社の販促に本搾り方式を移すなら、原資配分と景品テーマの回し方を先に決める

この施策から自社の販促に持ち帰れる要素は、大きく3つに整理できる。いずれも景品の豪華さではなく、原資の配り方と継続の作り方に関わる部分だ。

  • 当選体験の数を優先する:高額景品を1点用意するより、少額でも当選総数を厚くした方が、応募のクチコミと再応募が回りやすい。本搾りの4,500名/2,000名/100名という配分がその実例になる。
  • 景品を選べる化する:グルメギフトのジャンル選択も、還元ポイントの種類選択も、当選者に選ばせるだけで満足度と応募動機が上がる。汎用性の高い景品ほど幅広い層を拾える。
  • 仕組みは据え置き、テーマだけ回す:抽選導線を作り替えずに景品テーマと締切だけ差し替えれば、運用コストを抑えたまま「今だけ」の理由を反復して作れる。季節商材や記念日に合わせた景品ローテーションは、多くの業種で再現できる。

景品として使う実物ギフトを自社で用意する場合は、汎用の既製品ではなく、購入者の記憶に残る名入れ品やテーマに沿ったオリジナル品を絡めると、応募のフックと当選後の満足度を両立させやすい。季節や用途に合わせた名入れノベルティのように、キャンペーンのテーマと景品を連動させる打ち手は、酒類以外の販促でも組み立てられる。

販促担当が本搾りの締切前に確認しておきたい実務メモ

自社で類似の通期キャンペーンを設計するなら、走り出す前に次を詰めておきたい。第一に、当選総数と景品単価から景品原資の総額を弾き、少額当選と高額当選の比率を決める。第二に、応募に使う会員基盤(LINE・アプリ・自社会員)を1つに寄せ、弾をまたいで告知できる状態にする。第三に、景品テーマの切り替えカレンダーを商戦期に合わせて先に引き、告知クリエイティブを弾ごとに用意する。本搾りが5月から12月まで3弾で走らせているように、通期の骨格を先に決めてから景品を差し込む順番が、単発施策との差になる。

参照元

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編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、業界動向を編集部がまとめています。
最終更新:2026.07.29
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この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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