MENU

NOBLEが虎ノ門で33,000円以上に特典、単品価格を超えさせる閾値設計

トップ業界ニュースノベルティ
ノベルティ
2026.07.29
・読了目安 5分

NOBLEが虎ノ門で33,000円以上に特典、単品価格を超えさせる閾値設計

ベイクルーズのNOBLEが虎ノ門ヒルズで8/7-16にPOP UPを開催し、税込33,000円以上にトート+チャームを配る。主力28,600円を超えさせる閾値設計を販促目線で分解する。

ベイクルーズが展開するアパレルブランド「NOBLE(ノーブル)」が、2026年8月7日(金)から16日(日)まで、虎ノ門ヒルズステーションタワー3Fの「SELECT by BAYCREW’S」で期間限定POP UP STOREを開く。税込33,000円以上を買った人にオリジナルトートバッグとチャームの2点セットを配る購入特典が付く。金額の線を一本引いて、そこを越えた客だけにモノを渡す。この設計は、販促グッズを「全員配布」で考えがちな担当者にとって、配布数と客単価を同時に握るための実例になる。

目次

NOBLEが虎ノ門ヒルズ3Fで33,000円以上にトート+チャームを配る

会場はオフィスワーカーと来街者が混じる虎ノ門ヒルズステーションタワーの3階。NOBLEのオリジナル企画「SELLICHI(セルリッチ)」が約2年ぶりに復活し、ヘアアクセサリーの「SCRUNCHIE IS BACK」やインナーの「NICENICE MOMENT」、素材づくりで支持を集める「RITA」との別注アイテムがPOP UP限定で並ぶ。特典のトートとチャームは「SELLICHI」名義で、条件は税込33,000円以上、なくなり次第終了と告知されている。

ここで注目したいのは、特典を「来店した全員」ではなく「一定額を買った人」に絞った点だ。ノベルティを入口で全員に配れば認知は取れるが、客単価には触れない。NOBLEは配布のトリガーをレジの合計金額に置くことで、グッズ原資を売上に直結させている。

単品28,600円のワンピースでも1点では届かない33,000円の線引き

公表されている価格例を並べると、この33,000円という数字の狙いが見える。スカーフ付きワンピースが28,600円、シアーフーディTOPSが22,000円、3Gカタアゼベストが18,700円。看板級のワンピースでさえ1点では33,000円に4,400円届かない。つまり閾値は「主力商品の単価より少し上」に置かれている。

客はワンピースにチャームや小物を1点足すか、TOPSとベストを2点合わせて40,700円にするかで、特典ラインを越える。これは2点目を自然に検討させる設計で、販促の世界で言う「あと少しで特典」の心理を、価格表そのもので作っている。閾値を主力単価より下に置けば1点購入で特典が出てしまい原資が薄く広がる。上に置きすぎれば誰も届かない。28,600円という主力に対して33,000円は、2点目を1つ足せば手が届く絶妙な高さに調整されている。

事例 特典が出る条件 狙う行動
NOBLE(虎ノ門POP UP) 税込33,000円以上 主力単価+1点で2点目を足させる
桜蘭高校ホスト部20周年 2,200円ごとに1枚 買うほど枚数が増える積み上げ型
酒ガチャ(駅ビル催事) 支払額を必ず超える中身 金額不安を先に潰して回させる
栃木県スタンプ企画 1個〜25個で6段階 数量に応じて景品を刻む

2,200円ごとの桜蘭、支払額連動の酒ガチャと並ぶと閾値型の位置が分かる

金額と特典を結びつける手法にはいくつかの型がある。NOBLEの「一本の線を越えたら渡す」閾値型に対して、2,200円ごとに1枚を配る桜蘭高校ホスト部20周年の積み上げ型は、買えば買うほど枚数が増える。閾値型は特典が1回で完結するぶん原資が読みやすく、積み上げ型は上限を切らないと高単価客に配りすぎる。

もう一つ、支払額を必ず超える中身だと先に言い切る酒ガチャの催事は、金額への不安を入口で消して回転を作る型だ。NOBLEはこれと逆で、金額の不安を残したまま「越えれば特典」と提示し、越える動機のほうを作っている。同じ金額連動でも、不安を消すのか動機を作るのかで設計が反転する。POP UPという時限の箱を使う点は価格幅を広く取ったシティーハンターPOP UPの設計とも重なり、限定の会場と限定の特典が相乗する構図は共通している。

なくなり次第終了とSELLICHI2年ぶり復活が会期前半に客を寄せる

特典は「なくなり次第終了」と明記されている。10日間の会期のうち、この一文は前半への来店を促す圧力になる。後半に行けば特典が尽きているかもしれないという読みが働き、初速が上がる。さらに「SELLICHI」の約2年ぶり復活という希少性が乗る。復活と数量限定を重ねると、常設店では出しにくい「今この会場で、今の在庫だけ」という時限性が強まる。

販促担当者の視点で言えば、これは特典の在庫量そのものが販促カレンダーになるということだ。トートの用意数を会期の前半で捌ける量に設定すれば、話題が最も立つ初週に人を集められる。数量限定は「配りきれずに余る」リスクの裏返しでもあるが、POP UPのように会期が区切られていれば、余剰は次の巡回や店頭に回しやすい。

自社で33,000円型を組むならトート単価と閾値の置き方を先に決める

この型を自社の販促に落とすときの実務メモを挙げる。まず閾値は、直近の平均客単価ではなく「主力商品の単価より一段上」に置くのが起点になる。NOBLEが28,600円の主力に対して33,000円を引いたように、2点目を1つ足せば届く高さが、客単価を押し上げつつ達成率も保てる。

具体的な置き方はこうだ。閾値は主力単価の1.1〜1.3倍を目安に、2点目のクロスセルを前提に引く。特典は越えた客だけに配るぶん全員配布より1点あたりの予算を厚くでき、トートとチャームのように2点セットで見栄えを作る余地が生まれる。数量はPOP UPなら会期前半で捌ける量に絞り、「なくなり次第終了」を初速の推進力に回す。さらにNOBLEが「SELLICHI」名義でトートを出したように、特典へ企画名を乗せれば単なるオマケではなく限定コレクションとして機能する。

オリジナルのトートやチャームは、ロットと素材次第で単価が大きく動く。閾値を越えた客だけに配る設計なら配布数の上振れを抑えられるため、1点あたりに予算を寄せて質感を上げやすい。「全員に薄く配る」から「越えた人に厚く渡す」へ切り替えるだけで、同じ販促費でも受け取った側の満足度は変わってくる。

参照元

製品カタログ・価格表は資料にまとまっています
全製品カタログ+ロット別価格表を無料でダウンロード。
資料を見る
編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、業界動向を編集部がまとめています。
最終更新:2026.07.29
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

目次

まずはお気軽にお問い合わせください

ノベルティの窓口について

会社概要資料はこちら

資料をダウンロード
事業連携・商品について

お問い合わせ

お問い合わせはこちら
取り扱い商品のリストはこちら