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呪術廻戦5周年、PARCO5会場を日程差で巡回しぬいはオンライン先行

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2026.08.25
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呪術廻戦5周年、PARCO5会場を日程差で巡回しぬいはオンライン先行

アニメ『呪術廻戦』の5周年を祝うPOP UP SHOP「-closed space-」が、8月21日に名古屋PARCOと福岡PARCOで開幕した。最終的に心斎橋・渋谷・静岡を加えた全国5会場を回り、静岡は10月4日まで続 […]

アニメ『呪術廻戦』の5周年を祝うPOP UP SHOP「-closed space-」が、8月21日に名古屋PARCOと福岡PARCOで開幕した。最終的に心斎橋・渋谷・静岡を加えた全国5会場を回り、静岡は10月4日まで続く。会期を会場ごとに最大1か月半ずらし、目玉のぬいぐるみマスコットは会場より先にオンラインで受注する組み立てだ。

販促の担当者にとって見どころは、グッズの絵柄そのものより在庫と来店の設計にある。生産数を先に確定させて売れ残りを抑え、来店の山を地域と時期で散らす。周年イベントを一過性の物販で終わらせず、需要データを取りながら回す装置に変えている点を分解する。

目次

ぬいぐるみは会場より先にオンラインで受注、店頭販売は9月中旬から

ぬいぐるみマスコットのオンライン先行販売は、開幕と同じ8月21日10時に始まり、9月27日23時59分まで受け付ける。窓口はアヴェンジャーズのオンラインショップ、価格は各2,750円(税込)、商品の届け先への発送は11月上旬から中旬の予定だ。店頭での販売は9月中旬からと後ろにずらしている。

受注を先に取り、届けるのは約3か月後という順序が肝になる。作ってから売るのではなく、注文数を見てから生産量を決められるため、周年グッズにありがちな過剰在庫と品切れの両方を避けやすい。会場に足を運べない遠方のファンも同じ入口で確保でき、初速の数字がそのまま需要の目安として残る。巡回イベントで在庫の横持ちを最小化した最遊記×Hondaの受注設計と同じ発想を、周年ぬいぐるみに当てはめた形だ。

名古屋・福岡から静岡まで、会期を最大1か月半ずらして巡回する

5会場の会期は横並びではない。名古屋PARCOと福岡PARCOが8月21日〜9月6日、心斎橋PARCOが8月29日〜9月13日、渋谷PARCOが9月11日〜9月27日、静岡PARCOが9月11日〜10月4日と、開幕から千秋楽まで1か月半ほどの幅を持たせている。

この時間差は、同じ在庫を都市から都市へ動かしながら、各地でそれぞれの開幕日を作る仕掛けだ。全会場を同時に開ければ一度に人は動くが、供給を張る面積が広がり売れ残りのリスクも増す。会期をずらせば一組の在庫で複数の商圏の初速を順番に取り込め、SNS上でも開幕の話題が9月いっぱい途切れない。東京と大阪で会期を分けたハイキュー頂ストアの巡回と同じく、日程を資源として使う設計になっている。

closed spaceとはこぷち、2系統でキャラ数と買い足しを増やす

描き下ろしは2系統に分かれる。正方形の空間にキャラが収まる「closed space」は虎杖・伏黒・釘崎・五条の4人。もう一方の「はこぷちシリーズ」は、この4人に七海・羂索・脹相・宿儺を足した全8人のミニキャラで展開する。

主役級の4人で確実に売り、脇のキャラを含めた8人で特定推しの複数買いを引き出す二段構えだ。価格帯もバッジ550〜605円、キーホルダー990〜1,760円、アクリルスタンド1,100〜1,980円と幅を持たせ、数百円の小物から千円台の飾れる品まで、来店客が財布に合わせて点数を積める。低単価品を入口に置く設計は、単品を買い集めさせる回転を作る。

会場で3,300円ごとにミニカード、閾値が「あと1点」を呼ぶ

会場では税込3,300円の購入ごとに、ランダムノベルティのミニカードを1枚配る。各店で数量限定、絵柄は選べない。7,000円買えば2枚、10,000円で3枚という段になり、あと少しで次の1枚に届く場面が生まれる。

絵柄がランダムで交換不可という条件は、推しを引くまで買い足す動機と、コンプ狙いのまとめ買いの両方を刺激する。3,300円という区切りは、アクスタとキーホルダーを組み合わせれば自然に越えられる水準で、客単価を一段引き上げる働きをする。同じ3,300円の閾値で「あと1点」を促したウサハナPOP-UPの設計と狙いは重なる。

自社の周年施策に移せる3つの型

  • 先行受注で作りすぎを止める:目玉商品は会場より前にオンラインで受注し、注文数を見てから生産量と店頭投入を決める。届けは後ろ倒しでよく、初速がそのまま需要データになる。
  • 会期をずらして初速を配る:多店舗を同時開催にせず1か月前後の幅で回せば、一組の在庫で複数商圏の開幕を順に作れ、話題の持続時間も延びる。
  • 閾値特典で客単価を上げる:数百円の小物と千円台の主力を混ぜた品揃えに、3,000円台のランダム特典を重ねると、あと1点の買い足しが起きる。

『呪術廻戦』5周年のPARCO巡回は、先行受注・会期の時間差・3,300円ごとの特典という3点で、周年物販を在庫リスクの低い回遊に組み替えている。自社で周年やコラボを企画するなら、まず先行受注で数字を取り、その結果を見て会場数と会期の刻みを決める順序が現実的だ。作る量を決めるより先に、売れる量を測る場所を作っておきたい。

参照元

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編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、業界動向を編集部がまとめています。
最終更新:2026.08.25
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この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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