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バターバトラーの黄色い紙袋がキーホルダーに、条件は税込4,320円以上

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2026.09.26
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バターバトラーの黄色い紙袋がキーホルダーに、条件は税込4,320円以上

黄色いショッパーがキーホルダーに、10月1日から税込4,320円以上で渡される 株式会社シュクレイ(本社・東京都港区北青山、代表取締役社長 阪本良一)が展開するバタースイーツブランド「Butter Butler(バターバ […]

目次

黄色いショッパーがキーホルダーに、10月1日から税込4,320円以上で渡される

株式会社シュクレイ(本社・東京都港区北青山、代表取締役社長 阪本良一)が展開するバタースイーツブランド「Butter Butler(バターバトラー)」で、誕生10周年記念ノベルティキャンペーンの第3弾が2026年10月1日に始まる。特典は自社の黄色いショッパーをそのまま縮めたショッパーミニチュアキーホルダーで、リップやヘアピンなどの小物が収まるサイズだと発表文に書かれている。条件は税込4,320円以上の購入。数量限定で、無くなり次第終了とされ、終了日は示されていない。

対象店舗の列挙は「他」で締められている

常設店はニュウマン新宿、ルミネ新宿、エキュートエディション渋谷、東京ギフトパレット、エキュート大宮、福岡空港国際線出発ゲートの6店。催事店舗として羽田空港第2ターミナルのスマイルトーキョー、EXPASA海老名(下り)が挙がるが、末尾に「他」が付いている。公式の店舗一覧を見ると国見SA下り線、三芳PA下り線、アトレ吉祥寺、ルミネ荻窪などの期間限定出店も並び、羽田とEXPASA海老名は出店期間が「ご好評につき延長中」になっている。対象は「6店+2カ所」と読み切れる書き方ではない。

翌日には2019年の商品が復刻する

同じ発表文には、10月2日発売の復刻商品『バターアマンディーヌ』(5個入・税込1,728円)も入っている。公式サイトの10周年記念JOURNAL第2回(9月11日公開)に、この商品が2019年の商品の復刻だと明記され、俳優の高橋光臣氏が試食した記述がある。特典開始を1日、商品発売を2日に置き、来店動機を2日に割った形になっている。

項目 発表内容
特典 バターバトラーショッパーミニチュアキーホルダー
開始 2026年10月1日(終了日は非公表・無くなり次第終了)
条件 税込4,320円以上の購入
対象 常設6店、催事は羽田空港第2ターミナル スマイルトーキョー、EXPASA海老名(下り)、他
併走施策 10月2日発売の復刻商品『バターアマンディーヌ』5個入 税込1,728円

税込4,320円の線は、どの買い方なら届くのか

販促の担当者が真似しやすいのは、この金額の置き方である。公式オンラインストアの表示価格(税込)を並べると、線の意味がはっきりする。

商品 価格 4,320円との差
バターフィナンシェ4個入 1,080円 3,240円足りない
バターフィナンシェ8個入 2,160円 もう1点で到達
バターフィナンシェ12個入 3,240円 4個入を1点足すと到達
バトラーセレクション16個入 10周年記念パッケージ 3,240円 同上
バトラーセレクション22個入(さつまいも) 5,400円 1点で到達

主力の12個入を1点買っても届かない

2,160円の2点、3,240円+1,080円のどちらでも、合計はぴったり4,320円になる。つまりこの線は、1点買いの客がもう1点足したところに置かれている。手土産用に1箱を選んだ客が自宅用の小箱を加えれば届く金額で、価格を上げずに客単価を動かせる位置にあたる(この意図は発表文には書かれていない)。一方で大箱1点で越えられる5,400円の商品もあり、1点で済ませたい客の逃げ道も残っている。なお、ここで引いた価格は公式通販の表示であり、店頭価格は各店で確認したい。

西川は税込5,500円、PLAZAは4,000円以上

他社の線と並べると位置が分かる。当サイトで取り上げた西川のスヌーピー特典は税込5,500円で、夏の3,300円から線を上げていた。PLAZAの企画では缶バッジが来店とLINE友だち追加、ピンバッジが4,000円以上の購入という二段構えだった。バターバトラーの4,320円は、1,080〜3,240円の箱が主力という品揃えの中で、ちょうど2点分にあたる高さに置かれている。

総付景品の上限は864円から逆算する

購入を条件に全員へ渡す特典は、景品表示法でいう総付景品にあたる。上限は消費者庁の告示「一般消費者に対する景品類の提供に関する事項の制限」に書かれており、取引の価額の10分の2(その額が200円未満なら200円)が限度である。

取引価額の2割が景品原価の天井になる

最低購入金額を条件にする場合、その金額が取引価額の目安になる。4,320円なら上限は864円。線を3,300円に下げれば660円、5,500円に上げれば1,100円まで使える。特典の質を上げたいなら購入条件を上げるしかない、という関係が数字で出る。複数の景品を同時に渡すなら合算で見る必要があり、キーホルダーのほかにショッパーやカードを付けるなら、その分も同じ枠で数える。

記念行事の除外規定に乗るかは個別に見る

同じ告示の第2項には、この上限を適用しない経済上の利益が列挙されている。見本その他宣伝用の物品、開店披露・創業記念等の行事に際して提供する物品などで、いずれも「正常な商慣習に照らして適当と認められるもの」が条件になる。10周年という周年企画は文言の上では四号に近いが、該当するかどうかは提供の仕方を含めた個別判断になる。自社で組むときは、上限計算をした上で、除外に当たると考える根拠を社内に残しておくほうが安全である。

新しい絵柄を作らずに済んだのは紙袋が持ち歩かれていたから

ショッパーが街で見られている会社だけが使える手

この企画の要は、キャラクターも記念ロゴも新しく作っていない点にある。ミニチュア化したのは既存のショッパーで、色と形はすでに顧客が駅や街で持ち歩いている。デザイン開発と社内承認の工程が実質ゼロになり、費用は型と生産に寄せられる。逆に言えば、紙袋が識別記号として通じていない会社では同じ手は効かない。サロモンがイベント本番の40日前から全国107店で配った例のように配布網で押す設計とは、投資先がまるで違う。

終了日を書かずに数量で切る運用

発表文は期間を「10月1日〜」とだけ書き、数量限定・無くなり次第終了で閉じている。常設6店に催事を加えた店舗網で、どこに何個置くかを読み切るのは難しく、終了日を先に決めると余りと欠品が同時に出る。数量で切る書き方は、発注量=予算の上限をあらかじめ固定できる代わりに、来店した客が受け取れない可能性を店頭が背負う。公式サイトの店舗一覧に出店期間の延長が反映されていることからも、催事の会期そのものが動く前提で組まれていると読める。

自社で同じ企画を組むときに先に決める4項目

決める順 項目 この事例での値
1 購入条件の金額 税込4,320円以上(主力2点相当)
2 景品原価の上限 条件金額の20%=864円
3 終了の切り方 数量限定・無くなり次第終了
4 対象店舗の開示 常設6店+催事(「他」を含む)

対象店舗の書き方で店頭が揉める

「他」で締めた列挙は、リリースの体裁としては珍しくないが、催事や空港店を持つブランドでは問い合わせの種になる。自社で組むなら、対象店舗の一覧ページを1本用意してリリースからリンクする形にしておけば、会期が延びても差し替えが1カ所で済む。税込・税抜のどちらで線を引くか、割引後の支払額で判定するか、他の特典と併用できるかも、店頭に立つ人の言葉で書いておきたい。今回の発表文は税込を明示している点は読み手に親切である。

特典が食品なら無償でも表示が要る

今回の特典は雑貨だが、菓子や試食品を特典に回す企画では前提が変わる。食品表示法の表示義務は無償配布でも外れず、名称・原材料・アレルゲン・期限・保存方法などを付ける必要がある。表示責任者は製造者でなく販売者を記載する形でも成立するため、OEMで作った菓子を自社名で配ることはできる。雑貨に比べて詰める項目が増えるので、企画の初期段階で表示の担当を決めておきたい。

10月1日の店頭で確かめておきたいこと

周年ノベルティは4月から続いた3弾構成のうちの最後で、発表文は第3弾を「ラストを飾る」と位置づけている。ニュウマン新宿では9月15日から10周年特別催事が開かれており、公式の出店情報では会期が10月1日まで。特典の初日と催事の最終日が1日だけ重なる並びになっている。

次にとる行動としては、自社の購入特典を企画する前に、直近1年の「客単価の分布」を1枚出して、2点買いの山がどの金額にあるかを見ておくとよい。条件金額はそこから逆算し、20%の枠に収まる特典を選ぶ。この順番で決めると、先に特典を決めてから金額を後付けする場合に起きがちな、原価が枠を超える手戻りを避けられる。

参照元

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編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、業界動向を編集部がまとめています。
最終更新:2026.09.26
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この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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