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かぶせ茶とは|遮光7日程度、玉露より短く覆う緑茶

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かぶせ茶とは|遮光7日程度、玉露より短く覆う緑茶かぶせちゃ

かぶせ茶は、摘採の約1週間前から寒冷紗などで茶樹を覆い、日光を遮って育てた茶葉を原料にした緑茶です。農林水産省は、遮光期間が7日程度と玉露に比べて短いことを特徴として挙げています。主な産地は三重県・奈良県・福岡県です。

見積書に「かぶせ茶」と書かれていても、玉露や煎茶と何がどう違うのかは名前から読み取れません。農林水産省の資料が、かぶせ茶について何を説明しているかを整理します。

目次

かぶせ茶は何を指す言葉か

農林水産省は、かぶせ茶を「摘採の約1週間前から寒冷紗などで茶樹を覆い、日光を遮って育てた茶葉を原料にしたかぶせ茶」と説明し、「遮光期間が7日程度と玉露と比べて短いのが特徴です」としています。主な産地は三重県、奈良県、福岡県です(農林水産省「味わいや香りもさまざまなお茶の種類」)。

かぶせ茶は、摘採前に茶樹を覆い、日光を遮って育てる茶種です。同じ資料は、玉露についても寒冷紗やよしずなどの被覆資材で覆うと説明しています。

農水省資料に記載された遮光条件の違い

農林水産省の茶種解説から、遮光と摘採後の工程についての記述を並べます。以下は各茶種について資料が書いている内容であり、書かれていない項目は「記載なし」としています(農林水産省「味わいや香りもさまざまなお茶の種類」)。

名称遮光についての記述摘採後の工程・その他の記述主な産地
煎茶記載なし蒸して、粗揉・揉捻・中揉・精揉静岡県・鹿児島県・宮崎県
かぶせ茶摘採の約1週間前から。遮光期間は7日程度(かぶせ茶の項に工程の記載なし)三重県・奈良県・福岡県
玉露一番茶の新芽が伸び始める頃から20日間ほど(原料・摘採条件として、一番茶のみを使って作られると記載)京都府・三重県・福岡県
碾茶玉露のように茶樹を遮光蒸して揉まずに乾燥し、茎や葉脈を取り除く鹿児島県・京都府・静岡県

煎茶の欄が「記載なし」なのは、遮光しないと定義されているのではなく、資料の煎茶の項に遮光の記述がないという意味です。碾茶を石臼などで挽いたものが抹茶だと同じ資料は説明しています。

湯の温度で味の感じ方が変わる

農林水産省は、かぶせ茶について「お茶を淹れるときのお湯の温度によって味の違いを楽しむことができ、玉露と同様にぬるめのお湯で入れると甘みを感じやすく、熱めのお湯で入れると煎茶のようなキレのある味になります」と説明しています(農林水産省「味わいや香りもさまざまなお茶の種類」)。

引用した資料には、具体的な温度や抽出時間の記載はありません。同梱するカードに数値を載せる場合は、採用する商品の表示や仕入れ先の仕様を確認します。

三重県が生産量1位。県公表値では全国の約59%

農林水産省の産地資料は、三重県について「三重県はかぶせ茶の生産が全国一位」とし、同県で生産されるかぶせ茶を「黒いネットなどで茶の樹を覆い、直射日光を遮って柔らかな葉に育てた高級茶で、渋みが抑えられるため、まろやかな味わいが特徴」と紹介しています。これは三重県の産地紹介の中の記述で、全国のかぶせ茶に共通する説明としては書かれていません(農林水産省「全国各地のお茶産地の紹介」(令和5年8月))。

覆いに使う資材は、茶種の解説では寒冷紗など、産地資料では黒いネットなどと書かれています。

三重県は「かぶせ茶の生産量が全国第1位で、全国シェアの約59%と高いウエイトを占めています」と公表しています。県全体では、栽培面積・荒茶生産量が鹿児島県、静岡県に次いで全国第3位です(三重県「伊勢茶の振興」)。

同県が示す令和6年産の茶種別荒茶生産量では、かぶせ茶は全国(主産県)で1,928トン。内訳は三重県1,138トン、奈良県230トン、静岡県182トンです(三重県「伊勢茶の振興」)。

かぶせ茶の荒茶生産量(令和6年産)
全国(主産県)1,928トン
1位 三重県1,138トン
2位 奈良県230トン
3位 静岡県182トン

農林水産省の茶種解説が挙げる「主な産地」は三重県・奈良県・福岡県ですが、三重県の資料で生産量3位に挙がっているのは静岡県です。「主な産地」の列挙と、生産量上位県の順位は一致していません。どちらを根拠にするかで挙がる県が変わります。

三重県内の産地について、同県は「北勢地域では、鈴鹿市、四日市市、亀山市の3市を中心に、鈴鹿山麓の黒ボク地帯の平坦地に茶園が広がって」いるとし、茶種は「普通煎茶、かぶせ茶が多く、てん茶やもが茶などの生産も行わ」れていると説明しています(三重県「伊勢茶の振興」)。

ほかの用語は用語集に、法人向けお茶ノベルティの品目選び・ロット・納期はお茶ノベルティの記事にまとめています。

よくある質問

かぶせ茶と玉露は何が違いますか?

農林水産省の説明では、かぶせ茶は摘採の約1週間前から遮光期間が7日程度、玉露は一番茶の新芽が伸び始める頃から20日間ほどです。玉露は一番茶のみを使って作られる点も挙げられています。

覆いには何を使うのですか?

茶種の解説では寒冷紗など、産地資料では黒いネットなどと説明されています。どちらも日光を遮るための被覆資材です。

まとめ

かぶせ茶は、摘採の約1週間前から寒冷紗などで茶樹を覆って育てた茶葉を原料にした緑茶で、遮光期間は7日程度。20日間ほど覆う玉露より短いことが特徴として挙げられています。主な産地は三重県・奈良県・福岡県で、生産量が全国一位なのは三重県です。

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編集:食品ノベルティの窓口 編集部(株式会社Agriture)
農業×食のOEM窓口として、ノベルティの企画・製造に必要な用語を編集部がまとめています。
最終更新:2026.09.09
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この記事を書いた人

小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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