静岡県は「静岡本山茶」、農林水産省は「本山茶」と表記しています。この記事では、それぞれの資料の表記のまま引用します。
安倍川と藁科川の流域で作られるお茶
静岡県は「静岡本山茶(しずおかほんやまちゃ)は、静岡市を縦断する安倍川とその支流である藁科川の流域で作られるお茶をいいます」と説明しています(静岡県「しずおか食の情報センター|静岡本山茶」)。
農林水産省の産地資料も、本山茶を「山間地特有の爽やかな香りと味わいが特徴。徳川家康公が愛飲していたといわれている」と説明しています(農林水産省「全国各地のお茶産地の紹介」(令和5年8月))。
始まりは約800年前の聖一国師と伝えられている
県は「その歴史は古く、今から約800年前、京都東福寺を開山したといわれる聖一国師(しょういちこくし)が中国の宋より持ち帰った茶の種を、生まれ故郷に近い静岡市葵区足久保に播いたのが始まりと伝えられています」と記載しています(静岡県「しずおか食の情報センター|静岡本山茶」)。
「伝えられています」という書き方なので、確定した史実としてではなく言い伝えとして紹介されています。配布物に書く場合も、この含みを残した表現にしておくと正確です。
御用茶として献上されたとの伝承
県は「晩年、駿府に隠居した徳川家康公の御用命により『御用茶』として献上され、井川大日峠(いかわだいにちとうげ)山頂のお茶壺屋敷に収められ、参勤交代の諸大名の接待にも供されたと伝えられています」と説明しています(静岡県「しずおか食の情報センター|静岡本山茶」)。
味については「静岡本山茶は、色も光沢ある緑色であり、香りも良く味も渋みにまろやかさがあり、高雅な風味をもった銘茶として名声を得ています」と記載されています(静岡県「しずおか食の情報センター|静岡本山茶」)。
農林水産省資料が挙げる静岡県内の茶の例
| 名称 | 産地資料の記述 |
|---|---|
| 本山茶 | 山間地特有の爽やかな香りと味わいが特徴。徳川家康公が愛飲していたといわれている |
| 川根茶 | 山間地斜面に広がる地域で生産され、普通煎茶らしいうまみと渋み等のバランスの良さが特徴 |
| 掛川茶 | 豊かな水と肥沃な土壌に恵まれた地域で生産され、甘みのあるまろやかで濃厚な味わいが特徴 |
| 牧之原茶 | 県内最大産地 |
それぞれ説明の観点が異なるため、同じ軸での比較にはなりません。個別の銘柄は川根茶、掛川茶、牧之原茶の各項にまとめました。
発注時に確認する項目
- 候補商品が県資料の示す産地範囲(安倍川と藁科川の流域)に該当するか、販売元に確認する
- 煎茶かほうじ茶かなどの商品形態は「静岡本山茶」という名称だけでは分からないため、商品仕様書で確認する
- 歴史を配布物に書く場合、「伝えられている」という資料上の表現を保つ
ほかの用語は用語集に、法人向けお茶ノベルティの品目選び・ロット・納期はお茶ノベルティの記事にまとめています。
よくある質問
本山茶はどこで作られていますか?
静岡県は、静岡市を縦断する安倍川とその支流である藁科川の流域で作られるお茶と説明しています。
本山茶の由来は?
静岡県は、約800年前に聖一国師が中国の宋より持ち帰った茶の種を静岡市葵区足久保に播いたのが始まりと伝えられている、と記載しています。
まとめ
静岡本山茶は、静岡市を縦断する安倍川とその支流である藁科川の流域で作られるお茶です。静岡県のページでは、今から約800年前に聖一国師が宋から持ち帰った茶の種を足久保に播いたのが始まりと伝えられ、徳川家康の御用命により御用茶として献上されたと伝えられています。いずれも県の資料では「伝えられています」という書き方で紹介されているものです。
最終更新:2026.09.09
